• みんなうちで一緒に働こう!走るよ横須賀からどこまでも

    軽1台から会社が生まれた

     

    「お客様の大切な荷物を心を込めてお届けいたします」の理念を大事に、数十人のドライバーが今日も元気に車を各地に向け走らせます。

    山口あっこさんが社長を務める(株)MIECo.,Ltdは横須賀市吉井にあり、夫で会長の政和さんと二人三脚で経営しています。

    三浦市の酒店に生まれ育ち、商売の環境に子どものころから馴染んでいたあっこさん。京急バスの運転手だったお父さんの影響もあってか、若いころから車の運転は好きで得意でした。20代から4人の子育てをしながら、三浦の魚を明け方までに築地市場に運ぶ仕事をこなしていました。

    やがて、軽自動車1台を持ち、大手宅配会社の下請けの仕事を始めます。大型を運転する政和さんは、およそ30年以上にわたり、ドライバーの教育指導に携わってきた運送業界のエキスパート。ひと足先に会社を立ち上げたあっこさんと、昨年春に合流し、着実に経営を成長させています。

     

    従業員は会社の宝

     

    政和さんから「運転は上手ですねー!助手席に座っていても安心して居眠りできます」と言われるほどのあっこさんの腕前。時には、東北、北海道、中国地方へとチャーター便を一人で走らせることも珍しくありません。24時間あれば休憩も入れて、大概のところは行って帰ってきます。

    「彼女の仕事を見ていると、人間の成熟度は運転に示されるなあ、と感じます。人への気遣いや女性ならではの苦労などが、安全な運転というだけでなく、上質のサービスを届ける運転になり、受け手の安心につながっています。各地にいろんなつながりが広がって、あちこちから贈り物が次々と!」と政和さん。「今日はずいぶん褒めるねー」と目を細めるあっこさん。互いへの信頼が伝わり、安定した経営の源を感じました。

    (株)MIECo.,Ltdが円滑な経営を保つひとつの要素は、あっこさんの従業員に対する面倒見の良さと政和さんは指摘します。一人ひとりが抱える事情や悩みに寄り添い、じっくり話を聞きます。時には、自宅に泊めて生活をともにすることも。「とにかく彼女には人がついてくる。これまでに募集の広告宣伝費は一切使ったことがありません。去っていく者もいますが、人が人を呼んでくる方が多いです」と話す政和さんの言葉から、20代から60代までという広い年齢層の従業員を大事にする夫妻の姿勢が伝わります。「常に従業員は募集しています!」とあっこさん。

     

    コロナ危機に安心の対応

     

    経営者夫妻と従業員が力を合わせる会社も、コロナ禍の波にもまれた数か月でした。春先から初夏にかけてのイベントが軒並み中止となり、ビールのイベント、スポーツ関連、車の展示会など、固定的な仕事にキャンセルが相次ぎました。売り上げは昨年の半分ほどに落ち込み、参った!と思うや否や、政治和さんはいち早く持続化給付金を申請したところ、不備もなく口座に振り込みがありました。従業員も大人数であることや、先行きが分からないので、取引のある地域の信金などとも相談し、「新型コロナ感染症特別貸付」の融資も受け、ひと安心したところです。「当面の見通しもたち、従業員を休ませるようなことなく日常的な宅配の仕事もあるので、大丈夫です」と笑顔の二人です。

     

    地域が潤う仕事の発展を

     

    将来の夢を訪ねると「今は下請けの大きなトラックも全部自社の仕事をし、この場所で会社を大きくしたいですね」と声をそろえます。自然豊かで海・山の産物も美味しい横須賀。この地域を、会社を発展させて盛り上げ、住民の雇用を生み出したい、と語ります。

    会社設立から4年が経ちました。従業員の人数などをかんがみ、事務所を建て増し、2倍の広さにしました。いま、広い駐車場の奥に、大きな倉庫を造っていると案内していただきました。「半分はビールの倉庫です。こちら半分は、従業員とバーベキューで楽しむ場所です。ここは素敵な空間にしたいよね!」とあっこさんが政和さんに声をかけます。

    車で稼ぎ、趣味は二人ともやっぱり車。「私たち,本当に似た者同士なんです。ほとんど一緒に過ごしています。頑張ります!」とキレのいいあっこさん。三浦はメロン・すいか・かぼちゃ・トマトなど、果物や野菜が豊かなところです。さあ、間もなくあっこさんの元気な「フルーツ便」がさわやかな三浦半島から各地に向け走ります。

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