• 商売・人生を語る「世界で初めてネクタイに穴をあけた男」
    秦野民商 オオタ美創 太田 信さん
    秦野市堀川593 電話:0463-79-8030

    ハトメリング付きネクタイ…、そう聞いただけでは想像できません。この斬新なネクタイで商標登録を得ているアイデアマンの太田さん。

    太田さんは若い頃、憧れの東京で暮らしたいと生まれ育った秦野を出ます。当時、若者たちのファッション文化の拠点となった渋谷パルコで服飾の仕事に就きました。当時の若者ならだれもが懐かしいJUNやVANのブランドが並ぶ中、太田さんの店は少し派手目の洋服で芸能人など舞台関係者が顧客のテナント。夢のように儲かった時代でした。輸入物も多く扱い、国内製品にはない個性的な商品も。ある時、女性店員たちが「えー!」と声を上げるほど裏地が派手なネクタイが入りました。日本人感覚には溶け込みにくいこの奇抜さが生かせないものか、と考えた太田さん。ハサミで2つの穴をあけ、裏地を表へ出した前代未聞のネクタイに拍手が起こります。我ながらのアイデアに、「これは何かに生かせるかも」と、意匠権登録をしました。

    仕事に没頭する30代の青年に、実家のお兄さんから「塗装屋を手伝ってくれないか」と連絡が入ります。子どものころから気の合う兄の頼みでもあり、断れずに秦野に戻って35年が経ちました。

    人と話すことが好きな太田さんは、営業大好き人間です。幅広い人のつながりを持ちながらも、塗装の仕事は地元のお客さんを大事にする地域密着型の商売です。コロナ感染の影響で、塗装の仕事が少なくなった昨今、「そうだ!」と久しぶりに思い出したハトメネクタイ。あれからずいぶん年月が経ちましたが、眠っていた太田さんの感性が動き出しました。意匠権から新たに商標登録を出願し、今年の3月認定されました。担当者からのアドバイスで、ロゴも決め、いま、17社にプレゼンを済ませたところです。「一気には行かなくても、チャンスが待っていますよ、きっと!」と前向きな太田さん。どんどん、ハトメネクタイの新しいアイデアが沸いています。昨年は民商からの情報で持続化給付金を受けました。いま、ネクタイの商品化めざし、ものづくり支援金の活用を検討しています。チャレンジ精神旺盛な太田さん、「ピンチをチャンスに、生き生きわくわく!将来は自分の別荘持ちたいね」とエネルギッシュです。

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