• 日本は世界の非核化へ役割果たせ!原水爆禁止世界大会に参加して

    8月7〜8日におこなわれた原水爆禁止世界大会in長崎に民商・神奈川県連から4人が参加しました。神奈川県連代表の大和民商・松谷高英さん、厚木民商・堀池直樹さんの手記を紹介します。

     

    被爆2世3世の苦しみ過去のことではない

     

    ウクライナ戦争をきっかけに岸田首相の「核抑止力」強化を目の当たりにしているうちに長崎に行ってみたいと思うようになり、参加しました。1日目の長崎市民体育館でおこなわれた開会総会では、この1年間で亡くなった長崎の被爆者は3314人で、原爆死没者は19万4607人と発表がありました。生き残った人たちも原爆症で苦しみ、被爆2世、3世の方が苦しんでいる話を聞き、「これは決して過去のことではない」と運動の継承の大事さを感じました。世界中に1万2500発もの核兵器が存在することに鳥肌が立つ思いでした。翌日の分科会は「佐世保基地調査行動」に参加。台風のため、午後から閉会総会がおこなわれ、岸本聡子杉並区長の「今こそ、核の傘の下にいる国々こそ核廃絶の運動が必要です」と呼びかけた連帯の言葉が印象的でした。

    (大和民商 松谷高英)

     

    仲間とともに平和を実現する努力を

     

    原水爆禁止世界大会への参加は2度目です。5月に開催されたG7広島サミットでの「核軍縮ビジョン」について、カナダ在住の被爆者サーロ節子さんは、「自国の核兵器は肯定し、対立する国の核兵器を非難するばかりの発信を被爆地からするのは許されない」と語っています。

    私も同様の感想を持ちました。世界が連帯し、核兵器禁止条約に一刻も早く核保有国が署名、批准すること。それが現在のロシア、ウクライナ紛争や北朝鮮のミサイル開発問題の解決につながるのは明白だと思えてなりません。今回の世界大会の中でも世界の非核化に向けて活動していく事が各代表から語られ、とても励まされる気持ちでした。

    大会中、台風6号が九州に上陸することが確定的だったので、急遽、日程が2日間に短縮され、分科会と閉会式を終えることができましたが、帰りの飛行機の時間との関係で最後まで参加できませんでした。短時間ながら楽しい思い出もできました。今後も民商の仲間と平和を進める努力をしていければ、と思っています。

    (厚木民商 堀池直樹)

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