• 商売人生を語る「和菓子の技術を守り広げて」
    横浜緑民商 和菓子処鶴乃家さん
    横浜市保土ケ谷区新井町461-6 TEL:045-381-0596

    横浜市保土ケ谷区千丸台商店街にある「和菓子処鶴乃家」の店頭には、季節を彩る練り切り菓子や餅、串団子などが色とりどりに並びます。まちの人たちは朝つきたての餅が大好き。大人気の大根おろし餅はすぐに完売します。

    北条正明さんがこの地に和菓子屋を創業し、55年が経ちます。「うまいものを作るには、うまいものを食べてみる」などを持論に、息子さんとともに現代の人の嗜好に合った商品の研究にも努力してきました。

    実家も和菓子屋でした。菓子職人のお父さんが若くして亡くなり、暮らしのことを考えて一度はプレス工をめざします。しかし、仕事中にけがをして和菓子職人に転職。早朝から夜遅くまで休みなく厳しい修行でした。同僚が夜、布団に入りながら布巾に包んだ餡子で和菓子細工の勉強をしているのを見て、自分は店を持とうと決意し25歳で独立します。全盛だったころの商店街はおよそ100軒もの店が並び、人の往来でにぎやかでした。当時は割引セールやチンドン屋を呼ぶなど、宣伝にも工夫を重ねました。餅つき大会などで集まり、地域のコミュ二ティーを豊にしてきました。やがて、大型店などの出現で、通りから次々と小売店が姿を消す中、北条さんは腕と経営力をみがき、地域の人たちに親しまれる「鶴乃家」を守ってきました。

    現在は神奈川県菓子工業組合の理事長を務め、県内同業者の営業発展に心を砕いています。正月=千寿、3月=桃菓、5月=柏餅、10月=ハロウィン…。年4回、北条さんが開発する統一商品レシピを組合員に配布し、全店でポスターを張り出すなど連帯感を強めています。

    「すべてはプラス思考、地元愛です。コロナや物価高でみんな苦しんでいるが、諦めず頑張っていこう」と仲間を激励する北条さんです。

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