【神商連しんぶん2016年03月号】
  • "健康"でこそ元気に商売繁盛!!!
    第13回神商連「いのちと健康を守る」学習交流会

    1月17日、神商連共済会は第13回「いのちと健康を守る学習交流会」を神商連会館で開催し、19民商から55人が参加しました。

  • 認知症に優しい社会をつくろう 講演 宮澤 由美さん

    1月17日、神商連共済会は第13回「いのちと健康を守る学習交流会」を神商連会館で開催し、19民商から55人が参加しました。
    全体会では、汐田総合病院の宮澤由美先生が認知症について講演。超高齢化社会で身近な病気となっている認知症について、生活ではどのような支障がでるのか、進行するとどうなるのかを学びました。
    講演では、最近はスマートフォンのアプリで認知症のチェックをすることもでき、家族やまわりの目配りから、「疑わしい」と思ったら専門の医療機関や地域の包括センターなど専門家へ相談した方がよいこと、高血圧症、糖尿病、肥満や喫煙、飲酒などの生活習慣病のコントロールが認知症予防につながること、食事や体操の予防策をわかりやすく解説。実際に、絵を見て覚える簡単な認知症テストや予防体操を参加者全員でトライしました。
    宮澤先生は「社会保障の切り捨て政策で介護をめぐる悲惨な事件や事故が後を絶たない。健康権・生存権を守れる社会に変えて、認知症に優しい地域を一緒につくろう」と呼びかけました。
    分散会では、民商のとりくみや医療・介護の実態について交流しました。参加者は「仲間を増やし、経営といのち、健康を守ろう」と固く決意しました。

  • 参加者の感想から・・・

    ○認知症対策は夫婦2人暮らしではお互いに注意し合い、おかしい兆候が見られたら早めに検査したいと思います。
    ○大変参考になりました。老人が暮らしやすい世の中にするため、民商の共済会の仲間を増やす活動が大事。中小業者の味方は民商しかない。活動をより強力に進めることが必要だと感じました。
    ○認知症は「私だけは大丈夫」は絶対にないので気をつけていかなくては。
    ○認知症のお話は我が身のことと身の引き締まる思いでした。少しでもリスクをなくすため、酒の量を少なくして食事、運動等を学び実行しようと思います。
    ○生涯現役で生きなければならない自営業者にとって、何と厳しい現状でしょうか。私たちの政治を変える運動をさらに高めていくことが重要と痛感します。
    ○認知症は今日まで自分とは関わりが無いと思っていましたが、聞けば聞くほど、思い当たることばかりで、自分も予備軍に間違いないと思いかなりのショックでした。
    ○認知症に優しい地域づくりも、2000万人署名をとってはじめてつくることができるのはないか。頑張っていこうと思いを新たにしました。
    ○社会保障が改悪され、1日おきに来ていたヘルパーが週2回に減った話を聞き、家族の負担や本人のつらさも大変だろうと思う。婦人科検診は、アンケートにとりくんでみようと思いました。

  • 婦人のいのちと健康を守る「婦人科検診」 相模原民商・婦人部

    相模原民商は共済会と婦人部で年に一度、婦人科検診を実施しています。今年は1月27日から3日間で10人が受診。「今年はぜひ受けたい」「毎年受診しないと心配」と、業者婦人の要求に応えるとりくみになっています。「女性はいくつ年を重ねても女性。婦人部として大切に実施していきたい」と婦人部副部長の亀岡キヨ子さんは語ります。

  • 悩みを共有、心強い「法人班会」はじめています!
    大和民商・税金対策部部長 加藤 貞一さん

    大和民商では2014年10月から法人決算の集団申告を続けています。昨年10月からは、申告前に集まって、「法人班会」を開いています。「法人班会」ではみんなすぐに打ち解けて商売や家族のことなどいろいろな話題がのぼります。
    班会では要求に応える学習を位置づけています。今は商工新聞号外でマイナンバー制度を学習しています。2月1日の班会に参加したAさんは「マイナンバーカードの申請をしようと思っていた。夫から〈マイナンバーなんて申請しなくていいんだ〉と言われていたけど、どうしていいかわからなかった。マイナンバー号外を学習してカードをつくらなくていいと確信が持てた」と明るく話します。
    ふだんは会員同士のつながりが少ない法人会員にとって、集団申告と「法人班会」は魅力だと思います。「消費税の負担や社会保険の強制加入についても、悩んでいるのは自分だけじゃない」と悩みを共有できることが参加者にとって心強いのではないでしょうか。

  • 「安倍政治にノー!」中小業者決起集会

     

    1月28日、東京・日比谷公会堂で全国中小業者団体連絡会の決起大会が開催され、全国から1,400人、神商連からは120人の中小業者が参加し、「戦争法廃止」「消費税の10%増税は許さない」と「安倍政治ノー」の声をあげました。
    議員要請には15人が参加し、神奈川選出議員に戦争法廃止、消費税増税反対、マイナンバー制度の中止を要請。「〈平和でこそ商売繁盛〉を信条にもつ私たちにとって戦争法は許せない。商売を続けられる社会にしたい。戦争法も消費税増税も絶対にやめさせたい」と切実な声を届けました。

  • 「あなたの子や孫が大変なことになるのよ!」
    業者らしく☆戦争法廃止署名集めてます 戸塚民商 茂木 節子さん

    戸塚民商の茂木節子さん(ブティック)は、戦争法廃止、消費税増税中止、マイナンバー制度中止、さらには所得税法第56条廃止の4種類の署名を店頭に並べて集めています。「戦争法や消費税は、話せばだいたい書いてくれるのよ」。
    お客さんとのコミュニケーションを大切にしている茂木さんは、「消費税は商売人にとって切実な問題なの」、「戦争法を止めなければ、あなたの子どもや孫が大変なことになるのよ」と気持ちを込めて対話しています。戦争法廃止署名は1月から140人分を集めています。
    婦人部長の茂木さんは「今日もこれから婦人部の統一行動。商工新聞も3部増やしたのよ」と春の運動で大活躍です。

  • ヘイトスピーチをなくそう! 〜個人の尊厳が守られる社会を〜

     

    1月31日川崎市川崎区で在日韓国・朝鮮人に対して差別的言動を繰り返す「ヘイトスピーチ」(憎悪表現)デモが在日韓国・朝鮮人が多く住む桜本地域を標的におこなわれました。このヘイトデモを阻止しようと多くの市民が抗議行動に参加しました。
    ヘイトデモ集会場所では約60人のデモ参加者に抗議する市民が「差別をやめろ」と取り囲みました。日の丸、旭日旗を掲げ、「反日を許すな」「日本を浄化するぞ」と、聞くに堪えない言葉を投げつけながら進むデモ隊に異様な恐ろしさを感じました。500人を超える市民の体を張った抗議で桜本地域への侵入は阻止しましたが、ヘイトデモは市民が並走抗議する中、川崎駅まですすみ、街は騒然としました。
    今回のヘイトデモ抗議行動には在日韓国・朝鮮の人々、老若男女の多くの市民が差別は許さないと抗議に立ち上がりました。「差別のない社会をつくってくれると大人を信じます」とマイクを握る中学生の姿がありました。「子どもが桜本で保育園に通っている。この子の友だちが悲しい思いをしている」とデモに参加した親子もいました。
    日本国憲法は「個人の尊厳」を一番大事にしています。一人ひとりの人間はみんな自分と同じように大切な存在です。歴史をねじ曲げ、憲法改悪をねらう安倍政権の下で増長する人権侵害を絶対に許してはならない。ヘイトスピーチは人間の尊厳にかかわる人ごとではない問題です。自分の暮らす川崎で私も行動をしたい。抗議市民の掲げる「共に生きよう」の言葉を希望の力に。

    県連 菊田 由佳

  • 商売・人生を語る「商売は人生そのもの」
    横浜緑民商「(有)宣弘プロセス」大塚 昭男さん
    横浜市緑区霧が丘4-14-6 TEL:045-922-1460

    私が社会人の第一歩を踏み出したのは1950年、中学卒業15の春。終戦5年後でやっと復興の兆しが見えかけた頃でしたが、日本は貧しく不況と就職難。地元には働くところがなく、上京して看板屋に住み込みで弟子入りしました。徒弟制で丁稚・小僧と呼ばれ、1日12時間労働、休日は月2回、給料なし。夢に描いていた働く希望と充実感は完全に打ち砕かれ、社会の厳しさを思い知らされました。「辛く苦しくても負け犬になって故郷に帰ることはできない。1日でも早く仕事を覚え自立しよう」と決め、3年間修業し、18歳で独立しました。しかし、未熟な技量と資金の枯渇で見事に失敗。再び映画看板屋に就職して再起を計りました。
    日本に特需をもたらした朝鮮戦争も終わり、数年前の不況がウソのような好景気の波に乗り、20歳で再度独立開業に挑戦しました。以来60年。紆余曲折がありましたが、運にも恵まれ、商売を続けられたことを感謝したいと思います。

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