【神商連しんぶん2016年04月号】
  • 消費税増税も戦争法もノックアウト! 3.13重税反対全国統一行動

    今年の3・13重税反対全国統一行動は3月11日を中心に神奈川県内18ヵ所でおこなわれ、のべ160団体、3800人が結集しました。
    営業とくらし、自主申告権を守り、戦争法廃止、消費税増税中止など国民・業者にとって切実な要求を実現するために県内各地で力強く集会やデモがおこなわれました。

  • 増税ありきの軽減税率はやめさせよう 川崎南地区集会

    3月10日、サンピアンかわさきで川崎南地区集会がおこなわれ、250人が参加しました。 川崎中央民商会長の西馬場学さんの開会あいさつで始まり、若林重利神商連副会長が県実行委員会を代表してあいさつ。山岸勇川崎幸民商会長が税務署交渉の報告をおこないました。
    若林さんは政府が消費税の10%増税と同時に、食料品などの一部の品目を現行税率の8%に据え置く「軽減税率(複数税率)」について、商工新聞の紙面で「売り上げの消費税は10%になるのに材料仕入れの消費税は8%のままで大増税」という飲食店の例を紹介し、「中小業者を苦しめる10%増税と軽減税率はやめさせよう。消費税は戦争する国づくりへの戦費調達税。参議院選挙で戦争法も消費税増税もやめさせる政府をつくろう」と呼びかけました。
    続くデモでは「ストップ消費税増税」、「戦争法は廃止しよう」と思い思いの要求を掲げて元気よく行進。参加者は川崎南税務署で集団申告をおこないました。

  • 商売どうなっちゃうの?

    幸区で飲食業を営む小澤礼子さんは「消費税が10%になったら大変」と話し、軽減税率については「どうなるのかよくわかっていない。勉強しなければと思っているけど、周りもわかっていない人がほとんど。国民にちゃんと説明もしないまま進めてしまうのはおかしい。でも、今こそ自主記帳しっかりしなくちゃだめよね」と語りました。
    申告を終えた川崎中央民商青年部の須田謙一さん(飲食業)と進藤真弓さん(ネイルアート)は「商売で利益を出すのはたいへんなこと。来てくれるお客さんに支えられている」と笑顔で語ります。二人は「軽減税率はどうしたらいいかまだよくわからない。青年部で勉強したほうがいいね」と話しました。

  • 要求かかげて元気よく! 厚木集会

    厚木集会は3月11日に厚木中央公園で開催され、14団体200人が参加しました。早朝の駅頭宣伝から集会、デモ、厚木税務署への請願行動と盛りだくさんです。
    厚木民商婦人部は集会参加はもちろん、手作りの要求おしゃもじプラカードに、豚汁、おでん、甘酒を振舞い、参加者を元気づけ集会を盛り上げました。初参加の青年部員からは「勉強になった」と感想も出されました。

  • 要求かかげて元気よく! 相模原集会

    相模原集会には398人が参加。民商は支部ごとに要求デコレーションでアピール。新会員もパフォーマンスで大活躍しました。

  • 自主申告権を守れ!ー倉敷民商弾圧 禰屋町子さん裁判 傍聴記ー 県連 藤森 郁雄さん

    禰屋裁判16回公判では100人規模の大法廷が全国からの支援者でほぼ満席となりました。この日の本人質問は、時系列を追ってI建設との関わりを弁護団が質問し、禰屋さんが答える形で進みました。
    当時の具体的なやりとりが細かく語られる中で、禰屋さんはI建設の経営や経理の内容に携わったわけではなく、決算を適正に処理できるように手助けしただけであって、禰屋さん主導で脱税をほう助したという検察の主張が全くのでっち上げだということが明らかにされました。
    捜索の生々しい様子や、深夜まで長時間にわたり何度も同じ質問を繰り返し、精神的に追い込もうとする人権無視の取り調べの様子が禰屋さんの口から語られると、これが法治国家かと強い憤りを感じました。
    倉敷民商事件は、税務署、公安、検察が束になって民商をつぶそうとする異常な弾圧事件であり、背景には「戦争する国」へと時代を逆行させようとする勢力の狙いが見え隠れします。私たちが自らの問題として、支援の輪をひろげ、会員拡大で権力の横暴をはね返していきましょう。

    禰屋裁判
    I建設の脱税をほう助したとした法人税法違反の冤罪事件と税金を相談し、学びながら申告する自主計算・自主申告のとりくみを税理士法違反とする民商の結社の自由を否定する弾圧事件で、倉敷民商事務局員の禰屋町子さんの起訴の不当性を争う裁判。

  • 「ぼく戦争なんて行きたくないよ」業者らしく☆戦争法廃止署名集めてます! 横須賀民商 岸 健一さん

    横須賀民商会長の岸さんは戦争法廃止署名の黄色い箱を店先に置いて署名を集めています。揚げものを揚げている間に「署名書いていってよ」と頼むと、みんな快く署名してくれます。現在、112人分を集めています。
    よくコロッケを買いに来る小、中学生にも頼んでいます。岸さんのお店のコロッケは1つ80円。「消費税が10%に増税されればコロッケが90円になっちゃうよ。消費税は戦争するために使われようとしているんだよ」と話をすると「ぼく戦争なんて行きたくないよ」と署名してくれます。
    岸さんは「子どもたちは戦争に対して敏感。自分のことだと思っている。垣根をつくらず声をかけることが本当に大切」と実感をこめて話します。

  • ビキニデー 核兵器廃絶誓い 神婦協 山岡 和紀子さん

    米国によるビキニ環礁での水爆実験から62年目の3月1日、静岡県焼津市で「3・1ビキニデー集会」がおこなわれ、2000人が参加しました。
    核廃絶の運動が若い世代に引き継がれていると感じました。「もうだまっていられない。次の世代に伝えなければ」と立ち上がる被ばく2、3世の姿に、核廃絶への気持ちを新たにしました。

  • 春を先どり♪満喫バス旅行 平塚民商 高瀬 初江さん

    2月21日、平塚民商中原支部の「河津桜を見に行こう」バス旅行に21人が参加しました。
    まずは林支部長と高橋会長が会員・読者拡大を、私は婦人部の署名を訴え、春の運動での奮闘を呼びかけました。
    バスは一路静岡県韮山へ。食べ放題のいちご狩りで、甘く大きないちごをほうばり大満足。次に世界文化遺産に指定された韮山反射炉の見学へ。幕末期に軍事力強化の為に築造された歴史を学びました。
    メインの河津桜祭り会場への道は観光客であふれ大渋滞で、30分しか見学ができずに残念でしたが、美しい河津桜を楽しみました。
    役員会では「今回は参加者が少なかったので残念だった。次回はもっと大勢が参加し、親睦がはかれるように計画をしよう」と話し合いました。

  • 商売・人生を語る「父の背中から"責任"を学ぶ」
    横浜南部民商「(有)近藤工務店」近藤 喜樹さん 横浜市南区六ッ川2―123―7
    電話 045―712―1031

    私は横浜市南区で総合建築の仕事を営んでいます。父が大工をしており、小学生から父の現場で手伝いをしていました。お客さんにおやつをご馳走してもらったなどの原体験から、幼心に「いつかはこの仕事を引き継ぐんだな」と感じていました。
    自然と工業高校の建築科に進み、大学卒業後に父を手伝いはじめ、27才で社長になりました。実質的にはまだ父が経営者で、「代表として仕事にとりくむ」大変さを父の背中から学び、偉大さを痛感しました。自分が役につくと強い責任感がうまれていきました。
    民商へは女性が多く賑やかな支部会が初参加でした。支部長への要請も不思議と抵抗なく、二つ返事で引き受けました。仕事同様、役を担うと「40人の支部会員がいるんだ」と責任感が湧き上がりました。
    民商は、自分を成長させられる場であり、活動は自分のためでもあります。横浜南部民商の会員数も減り、大変な状況です。私は会員に寄り添い、魅力ある民商活動を発信していきたいと思っています。

  • ふいごとそろばん 大和民商 鴨志田 詞朗さん

    私の実家は管工事を営んでいたので、私は自然と工業高校設備工業科に進みました。職人は経験がものをいうと思い、高卒で電気と水道の両方を行う設備会社に就職して社会勉強と現場経験を積み家業に戻りました。当時はバブルがはじけたとはいえ仕事量は多く、盆暮れ正月の休み無しであらゆる現場経験をさせてもらいました
    ▼事務は母が担っていて、パソコン導入時に母の代わりに入力するようになりましたが、帳簿のことは何も解っていませんでした。そんな時に母が急死してしまい突然事務を担うことになったものの、帳簿についてはチンプンカンプン。どうしたら良いか分からず、「私に何かあったら民商に行きな」という母の言葉を思い出して民商に駆け込みました
    ▼帳簿のつけ方から決算、申告まで改めて指導を受けたことで、今では事務もこなせるようになってきました。自主記帳、自主計算をすることで経営が数字で読めるようになり、景気の底もかろうじて乗り越えて来ました。自主記帳、自主計算を糧に、これからは儲けられるように頑張っていきたいと思います。

7つのまちがいさがし

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