【神商連しんぶん2017年02月号】
  • 中小企業と野党の共同で要求実現を 〜2017年新春の集い〜

    鎌田保神商連会長は主催者あいさつで自らの戦争体験にふれ、「日本を戦争する国にしては絶対にならない。そのために、市民と野党が共同して安倍自公政権を少数に追い込もう。『春の運動』で旺盛な仲間増やしに力を合わせ、中小業者の存亡をかけて前進しよう」と訴えました。
    つどいの開催にあたり、神商連は野党4党に案内を届けました。日本共産党の畑野君枝衆議院議員とともに、自由党から初めて樋高剛元衆議院議員が参加。「野党4党が共同し、安倍政権とたたかう。戦争法を廃止し、中小業者の暮らしと営業を守る政治を実現しよう」とあいさつしました。社民党からはメッセージが届けられ、紹介されました。

     

    学習を力に前進を

    「世界から見た日本と2017年の展望」をテーマに、横浜国立大学名誉教授の萩原伸次郎氏が記念講演。「アメリカではトランプ次期政権がTPPの離脱を表明した。先の日ロ首脳会談も領土問題が棚上げになり、安倍政権は外交でも失敗している。安倍政権のブレーンである経済学者の浜田宏一氏も『もう、うまくいかない』とアベノミクス政策について指摘している。安倍政権は追い詰められており、野党共闘を本気で追求すれば、『勝利の方程式』となり、国民生活を困難にする自公政権を打倒する展望が切り拓かれる」とし、運動の方向性を示し、参加者を激励しました。

     

    県内をめぐる拡大リレーのバトン

    2部では、民商会長と県連の役員総出演で新歌舞伎が披露されました。倉敷民商弾圧事件のたたかいで、「仲間を増やし、民商を大きくしてはね返そう」と見得を切りながら訴える大熱演に、「いいぞ!」「がんばれ!」と歓声が飛び交い、会場が一体となりました。
    若林重利拡大推進委員長は、「リレー拡大で全商連第52回総会時現勢を突破し、全国会長会議を成功させるために力を合わせよう」と提起しました。
    今年の「春の運動」は拡大のバトンで県内をつなぎ、連日成果を目指します。バトンはそれぞれの民商を3周します。読者・会員・共済会員・婦人部員・青年部員の5課題いずれかで5つ以上の成果をあげて次に渡す取り組みです。県内民商の共同の力で、総会時現勢の突破を追求します。

  • マイナンバーの問題急いで知らせよう!

    横須賀民商は1月18日、武井・星野両副会長と事務局の3人で民商近くの北久里浜商店街に入って、マイナンバー問題を中心に街頭宣伝し、6人の方と対話しました。
    宣伝カーでマイナンバーの問題点を訴えながら、署名を持ってお店を訪ねました。最初に「マイナンバーでお困りではないですか?」と尋ねるとよくわからない様子です。しかし、「私たち民商では、国税庁などの省庁や横須賀市などに、マイナンバーが記載されていなくても、確定申告などの書類は受け取ることを確認しています。未記載でも大丈夫なんです」と話すと、「そうですか」と多くの対話した方が関心を示しました。また率直に「マイナンバーの活用は不安」(新聞屋)という方もいました。
    政府の宣伝や報道で「多くの人がマイナンバーを書かなくてはいけない」と考えている半面、納得できない様子です。具体的なマイナンバーの狙いがわかれば、不安から怒りになります。この日の短時間の行動では、4人の署名が集まりました。
    神奈川県商工団体連合会は昨年9月16日におこなった省庁交渉で得た回答「マイナンバーが未記載でも申告書は受理する。番号を書かないことで不利益はない」を知らせ、マイナンバー制度の廃止を求めるチラシを作成しました。また、はっきり意思表示をする「私はマイナンバーを提出しない旨の宣言書」をチラシで紹介し、提出を求められた時に活用することを呼びかけています。
    マイナンバーを使わないで、制度の廃止に追い込むため、チラシと署名で対話し、民商の値打ちを広げましょう。

  • 鍋パーティーであったかくつながろうよ! 厚木民商青年部

    厚木民商青年部は昨年の「あつぎ鮎まつり」で民商の「焼き鳥・焼きイカ」の店に参加し交流を深め、毎月の青年部会も開いてきました。部会の参加者を増やそうと、忘年会を企画し、年末の12月20日に「安心して下さい!ヤミ鍋ではありません〜『鍋パーティー』」を開催し、8人が参加しました。
    食材や飲み物の買い出しは、料理歴ベテランの女性に教わったメモを片手に、男性2人が担当。「鶏もも肉、タラの切り身、きのこ、白菜、豆腐・・」と買い込みます。男性たちが包丁や下ろし金を持ち、野菜切りや大根・ショウガの摺り下ろしを分担し、下準備が完了。仕上げは女性が担当して「野菜鍋」が完成。堀池直樹さんのあいさつの後、乾杯。何でもありで煮込んだ鍋の味は「すっげー!うまい!」「サイコー!」と大評判でした。持ち込みの料理もあり、飲みながら、食べながら話は尽きませんでした。部員からは「久しぶりに楽しかった」「もっと集まるようにしたい」「青年部とは何かを、解りやすく伝える工夫が必要では・・」などの感想も出され、にぎやかな時間でした。
    青年部担当の下谷清人副会長も途中から参加しました。

  • 年末調整学習会とても助かる 相模原民商参加者延べ80人

    1月11日(水)2回目の年末調整学習会が市民会館で開催され、約20人が参加をしました。
    年末調整学習会や支部記帳学習会への参加人数は、12月と1月で延べ80人を超えています。以前は、民商事務所の2階で行っていた年末調整学習会も、参加者が増えてここ数年は、市民会館で開催しています。また、12月は8支部すべてで記帳学習会を開催しました。1回では終わらない方も、支部と本部の両方に参加するなど、最後まできちんとやりきれるようにしています。
    学習会に参加した上相支部のEさん(管工事)は「いろいろ聞けるしこれがなければ最後まで仕上げられなかった。とても助かります」と話していました。
    今月も支部記帳学習会が20日まで開催されます。2月13日から27日までは確定申告の計算集会が各支部で開催されます。所得が確定していない方や、集計に自信がないと言う方は、必ず記帳学習会に参加をして計算集会に備えるよう支部の役員が呼びかけています。

  • 仲間の健康「共済」で守ろう!〜会員の声〜

    ▼昨年6月、現場で事故に遭い、20日間の入院と、その後、大腸ポリープの切除で3日間入院。立て続けに入院し、共済のお見舞金を両方いただきました。
    まだ、足のほうは完全ではありませんが少しずつ良くなっています。退院後も思うように仕事ができない状態が続いている中、いただいた見舞金は本当に助かりました。
    (大和民商・綾瀬支部 森但さん)

    ▼先日は共済金、ありがとうございました。生命保険に入っていても、2泊3日の入院だと何もでませんでした。共済会に入っていてよかった。本当にありがとうございました。
    (大和民商・綾瀬支部 尾崎暈治さん)

  • 商売・人生を語る
    「新規開拓と信頼を大切に」大和民商 稲垣 正光さん
    有限会社 アイティエス 座間市南栗原3-4-15 TEL:046-259-5582

    私は主に、コネクターの関係の客先企業から依頼された組立機械・治工具などを設計して、製作するまでをやっています。勤めていた会社が工場移転する際に独立して16年になります。民商には法人化する際に、横浜緑民商に入会しました。
    振り返ってみて、第1の転機は独立した際、新たな取引先を開拓してきたことだと思います。これが無かったら、とっくにつぶれていたでしょうから。第2の転機は6年ほど前に安易な見積で大きな赤字を出した時に、誠実に謝罪し、改善と当面の資金繰りへの協力をお願いして、信頼を回復したことでしょう。座間に工場を移転して3年になり、累積の赤字もほぼ無くなり、忙しくやっています。
    大和民商の役員の他にも、知的障害者の次女が厚木の施設に入所している関係で、障害者団体の県の理事もやっていて、忙しい日々を過ごしています。体力と情熱がある限り、がんばって行こうと思います。

  • ふいごとそろばん 横浜南部民商 近藤 喜樹さん

    「家を建てる」。この商売をして父から伝えられた言葉。「一生に一度建てる、一生の宝物だぞ!」と
    ▼建てる方も理想、夢を持っています。「その人の生き方までを変えてしまうかも」なんて考えると恐ろしくもあります。反面、その方にとって家族を守る家があることで、安心、安定を得ることができます。そんな中、家を建ててほしいと依頼がくると一瞬「ドキッ」。前向きにとらえると「胸がワクワクする」、そんな商売かもしれません
    ▼家が建つまでいろんな困難が待ち受けます。図面がまとまるまで、資金面は?近隣とのやり取り…。この場所にどう間取りをするのか?理想のプランを作るのに四六時中考えます。平面から立体に考えをふくらませ、法的に問題ないか?そして、その中にさまざまな「葛藤」があります。それは一つの楽しみにもつながります。考えたプランが形として残り、完成した時のよろこびはまたひとしおです
    ▼「葛藤」と言うと今の自分にマッチしていて、「なぜ、民商なの?」「なぜ、今会長なの?」。笑い、もがき苦しみながらも、夢をあたえられる商売、ずっとやっていきたいですね。

7つのまちがいさがし

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