【神商連しんぶん2017年04月号】
  • 不当な税務行政ただせ! 県内で3・13重税反対全国統一行動

    市民連合に団結して政治を変えよう 横須賀・三浦集会

    重税反対全国統一行動横須賀集会では、集会の実行委員長である富塚昇横須賀民商会長が、「倉敷民商弾圧時事件で、有税判決が出され、そしていま国会では国税通則法を改悪し、税務調査と強制捜査の境目をなくそうとしようとしています。納税者の権利を守るたたかいに全力を尽くしましょう」と開会あいさつ。
    横須賀市民法律事務所の呉東弁護士は、「市民連合によって横須賀から政治を変える大きな流れをつくろう」と訴え、市民連合の土屋京子さんは「安倍暴走政治をただす新しい政治をつくろう。そのために賛同者を増やそう」と呼びかけました。日本共産党の瀬戸和弘衆議院11区候補は「税金の使い方、集め方をただす」と決意表明しました。
    神奈川土建のHさんは「土建も民商もあきらめることなく、闘い続けてきた。その力を今後も発揮しよう」と呼びかけました。民商の武井副会長は「倉敷民商弾圧事件は民商つぶし。それにぜったい負けず、全力を尽くす」と訴えました。
    集会決議を採択、税務署までパレードを行い、重税反対、納税者の権利を守れと声をあげました。税務署では、請願書を総務課長に手渡し、申告書を各々提出しました。

     

    学びあいみんなで(参加者の感想)

    今まで法人で営業でしたが去年から個人事業になり、初めて確定申告と集団申告を経験。法人の時は決算が終わると同じ決算月の数名で税務署に提出していましたが、集会に参加し大勢で税務署までデモ行進するのは驚きました。
    集会のスローガンだった「共謀罪」を凶暴な罪(凶暴罪)だと思っていたほど無知だったのでとても勉強になりました。共謀罪の話は難しくよく理解できない部分もありましたが、大工の私が考えてもチョットおかしい。狙われてこいつを逮捕するんだとでっち上げられたらみんな罪になってしまう。こんな無理やりな感じの法律をこの日本がやってしまうのか?正しい知識を得ておかしいものはおかしいと言うことが大切なことを学びました。来年もぜひ参加したいと思います
    (大和民商の参加者)

     

    初参加で気づいたこと

    真横・東支部の青木さんの娘さんである山野さんは、3・13重税反対統一行動への参加は今回が初めてでした。
    これまでの申告の計算などを手掛けていたお母さんが昨年の11月に亡くなりました。年末調整や確定申告のことなど、やったことのない作業を、2人の娘さんが何度も計算会などに足を運び、申告書を作成しました。
    無事に申告を終え、「参加して初めて気づいたことだけれども、重税反対などいろんな問題を言葉にして発していかないと伝わらないし、改めて大切な取り組みだと思いました」との感想を寄せていただきました。

  • 弾圧をはね返すのは「団結」 倉敷民商弾圧事件に不当判決

    禰屋町子さんの判決公判が3月3日に岡山地裁でおこなわれ、懲役2年、未決勾留200日算入、執行猶予4年の不当判決が言い渡されました。この事件は法人税法と税理士法違反に問われた裁判です。

    裁判は最初から結論ありきの異常な裁判と言えます。

    T建設の経理担当者の二転三転する証言を、検察自身も「極めて高い信用性を有するとは言えない」と認め、それだけ報告書の信憑性が問題になっているにもかかわらず、禰屋さんの弁護側の証拠は一切採用されない、裁判の体をなしていない裁判でした。

    二つ目の異常は、「申告納税権が憲法上認められないのは明らかである」と断定したことです。そして「税理士法違反の組織性は顕著」として民商敵視の姿勢をあらわにしました。また、裁判長が閉廷を宣言した直後、40人の岡山県警の警察官を入廷させたことです。

    弁護団が抗議すると「それが私のやり方です」と傍聴支援者を敵視・暴徒視していることです。

    今、国会では脱税を取り締まる国税犯則取締法を、自主申告権を認めた国税通則法に編入する通則法の改悪が狙われています。この改悪は強制調査を常態化させてしまう危険があります。申告納税制度を守り、民主的な税制をめざす運動への弾圧を全国に広げる法整備とも言えます。強権で押さえつけなければならないほど、国民の怒りを恐れているあらわれが通則法の改悪であり、共謀罪の導入です。

    納税者の権利を守る運動を広げ、仲間を増やし、弾圧を団結してはね返す時です。

  • プレゼンが今後の力に 川崎中央民商青年部

    川崎中央民商青年部は2月20日青年部会を開催。昨年の部会の中で商売を交流しようとプレゼンをすることに決め、この日、第2回目。焼き鳥専科「一の酉」を営む須田謙一さんがおこないました。部員の他、須田さんの従業員や民商の事務局員など10人が参加しました。

    最初に一の酉をスタートさせた経緯やオープン当初の苦労話が紹介され、女性や家族連れが気軽に来れるようなお店づくりを大事にしている努力などが話されました。

    美味しいお料理を出す努力は当然ですが、「お客さんの名前を覚える」なんでもないような事を、ノートを作って徹底し、ファンを増やす努力が紹介され、参加者は須田さんの話に聞き入っていました。

    「エピソード満載の話で、そんなことを考えているんだ〜と知らないことがたくさんあって、面白かった」と参加者は感想を出し合いました。次回への期待も高まっています。

  • 3・1ビキニデー核廃絶をねがう

    2月28日・3月1日と静岡県で行われた、3・1ビキニデーに横浜南部民商の佐藤さんと参加してきました。初日は午後から全体集会、その後分科会で学び意見交換を行いました。

    原水爆禁止世界大会へとつながっていく原水爆禁止の3000万署名とその契機となった第5福竜丸事件が核実験禁止及び核廃絶の運動を世界に大きく広げた原水協代表理事の歴史の話を聴き、民商活動も大事にしている署名活動の意義を改めて痛感しました。

    2日目は焼津駅を出発し穏やかな海の焼津港を通り、第5福竜丸事件の被害者久保山愛吉さんの眠る弘徳院へと向うデモに参加しました。弘徳院では久保山さんが生前好きだった薔薇の花を献花し、建立された碑の脇にある平和の鐘を静かに鳴らし、多数の参加者の方々とともに久保山さんを慰霊しました。

    最後に焼津市文化センターでビキニデー閉会集会が行われました。主催者報告と広島・長崎市長のメッセージなどが読まれるのを聞いて思いました。「原水爆の犠牲者は、わたしを最後にしてほしい」この言葉を残し亡くなった久保山さんの思いに、1日も早く核兵器保有国(支持国)は向かい合っていくべきです。

    世界の非核化を実現するべきだと強く思うし、そのためにも自分たちが運動を前進させて、先駆者の行動を見習い、世の中を動かしていかなければならないと運動に対するする思いを考える良い機会となりました。

    (厚木民商  堀池 直樹)

  • 野草掴みで春が来た! 横須賀民商

    婦人部は毎年春の訪れを感じながら野草掴みをしています。2月11日にはこの野草でテーブルいっぱいの料理を作り、試食会が行われました。

    最近は野草が取れるところが少なくなってきています。それでも、フキノトウ、明日葉、ヨモギやノビルなど、たくさんの収穫がありました。

    試食会には16人が参加。てんぷら、胡麻和え、フキみそ、サラダなど婦人部のみなさんの手料理を堪能し、日頃の疲れを癒しました。

    またこの日は「春の運動」の行動で9人の読者を増やし、意気上がる時間でした。

  • 商売・人生を語る
    「お客さんの声がつくってくれた今」平塚民商 小川 純子さん
    下島つり具店 平塚市下島423-2 TEL:0463-55-8607

    27歳の時、子ども2人を育てながら知人の助けを借り金魚や亀などを売る店を始めました。

    夫のボーナスと、帰京するため貯めていたお金を使って家賃のやりくりをしました。

    釣りの道具を置いてほしいというお客さんの要望で釣り具を置くようになりましたが、量販店に負けない様にと、へらぶなに特化した店にすることにしました。

    勉強のため、朝の2時頃にみなさんと一緒にへらぶな釣りに行き、どんな道具が必要か、自分で調べました。今では遠くから雑誌を見て買いに来てくれるお客もいます。若いお客はインターネットなどで新しい道具の情報を教えてくれます。

    定年退職して、時間が出来たからまた釣りを始めたいというお客さんが息子さんと二代にわたって同じ趣味で遊べて嬉しいという家族。そんな人たちと付き合ってもう40年です。周りのお店はどんどんやめてしまって今は様変わりしています。

    80歳を過ぎても元気な顔を見せてくれるお客さんの、安否確認をすることも大きな励みになっています。

  • ふいごとそろばん 戸塚民商 副会長 荒木 和彦さん

    民商に入って20年近くになってしまった。今は退職されたが、東京・渋谷民商の事務局長をやっておられた大学の先輩に勧められて入会した

    ▼実は、今考えてみると、民商との出会いは大学生のときにさかのぼることになる。当時、70年代後半は、共産党を含め、革新勢力にとってイケイケの時代であった▼今では信じられないかもしれないが、大学生は授業よりも選挙の応援をやることが重要であった。朝の駅頭宣伝やビラの全戸配布など、一日中おこなっていた

    ▼ある参議院選挙の時である。一般的な食事は、パンと飲み物ぐらいの頃である。東京の下町のある一見の店で、お昼をごちそうになった。けっこう大きな店構えであった。豚汁、サラダ、ごはんなどを腹いっぱい食べさせていただいた

    ▼学生の私には、すごいものに写った。これがわたしと民商の最初の出会いである。そして、30年後の今、私は民商の一員となっている。あの昼食の温かさを忘れずに、民商活動に尽力したい。

7つのまちがいさがし

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