【神商連しんぶん2018年10月号】
  • 消費税10%「反対」5割・インボイス「知らない」6割超
    大口商店街で消費税アンケート調査を実施 9月14日

    横浜東民商、横浜緑民商、横浜西部民商、戸塚民商は9月14日、横浜市神奈川区にある大口商店街で消費税と安倍政権のアンケート調査をおこないました。15人が参加し、ハンドマイク宣伝隊と訪問4組に分かれ、43軒と対話しました。質問は3つ。「2019年10月からの消費税増税について賛成か?」「インボイス制度の内容を知っているか?」「安倍政権を支持しますか?」です。

    消費税の10%増税については「反対」が51・2%、「どちらともいえない」30・2%となり、「賛成」は18・6%にとどまりました。反対の理由については「売上の減少」が多く、「景気を冷やす」「福祉に使われない」などの意見が出されました。50才代の梱包資材の店主は「自分たちの世代は多くの友だちが家業を継いだが今、残っているのは3軒だけ」と実業を訴えました。賛成の理由では「未来の子どものため」「国が赤字だから」[しょうがない]などの意見が出されました。「どちらともいえない」の回答では「教育の無償化に使われるのは賛成だけど生活が苦しくなる」「政府が決めたから仕方がないけど、消費税は高級品にかけるべき」など消費税増税には否定的な意見もありました。

  • インボイスの相談会と案内

    「インボイス制度を知っていますか?」の質問には「知っている」「だいたい知っている」が33・3%、「名前だけは知っている」「知らない」を合わせて66・7%になりました。「税務署から軽減税率制度のパンフが送られてきませんでしたか?」と声をかけると多くのお店で「送られてきた」と返事。リーフレットと毎週火曜日におこなっている相談会の案内を渡しながら、インボイス制度を説明すると「ありがとうございます。読んでみます」と対話がはずみました。

    開店間もない食品を扱う店長に「8%と10%の区分整理の実務が大変になります」と話すとびっくりしていました。

  • 民商の運動で怒りを掘り起こそう

    安倍政権を支持しますか?」の質問には「支持」と「不支持」が22%で同数となり、商売のことを気にしてか、「どちらともいえない」が56%になりました。「支持」の声では「まともなことをやっている」「経済はダメだが外交はいい」がある一方「やり方は悪いが借金を返さなくてはいけない」などの意見もあり、「増税に反対」を答えた人の中にも「支持する」と答えた人がいました。「支持しない」の声では「(首相を)変わってほしい」「カジノはダメ。原発反対」「貧乏な庶民を困らせている」が出されました。また、「どちらともいえない」の答えた人の中には「誰がやっても同じ」と言う意見がある一方、「格差をなくしてほしい」「福祉に使われていない」など、安倍政権を批判する声も寄せられました。

    横浜東民商の山岡明雄会長は「みんな大変だけど我慢している。安倍政権への怒りもあるけど、表に出ない。民商の運動を見えるようにして、怒りを掘り起こすことが求められていると思った」と感想を話していました。

  • 安倍内閣倒して、増税中止 9月13日 消費税廃止県各界連総会

    消費税廃止神奈川県各界連絡会は9月13日、神商連会館で2018年総会を開催。80人の参加で来年実施が狙われている10%増税と複数税率をストップさせる運動を大きく広げよう意思統一しました。

    神商連副会長の富塚昇さんが「草の根から声を上げて、増税を阻止しよう」と主催者あいさつ。次に参議院議員の大門実紀史さんが「安倍内閣を退陣に!ストップ・消費税増税!」をテーマに講演しました。

    大門さんは自民党関係者に聞いた話として、「自民党内部では不満があって、安倍は追い詰められている。引いたら最後、不満が噴出して行き詰まってしまう」と話し、「私たちの運動が追い詰めている」と激励しました。「改憲すれば消費税収は財政再建という名で軍事費に使われる」と解説し、「改憲反対の声と合わせて、増税中止の世論を広げ、安倍内閣を早く倒してストップさせよう」と訴えました。

    方針と体制の提案、財政報告の後、討論をおこないました。厚木市議会への請願のとりくみ、保土ヶ谷各界連の組織再建、年金者組合、新日本婦人の会、日本共産党から発言がありました。まとめ報告をおこない、拍手で採択されました。

    建設労連会長の仲野和則さんが閉会のあいさつをおこないました。

  • 複数税率・インボイス反対で共同を 9月11日 業者団体訪問

    神商連は9月11日、鎌田保会長を先頭に4人で横浜商工会議所をはじめ、7つの業者団体と消費税問題を中心に懇談しました。これは県議会が国に対し「消費税増税中止を求める意見書」と「消費税の単一税率、現在の請求書等保存方式の維持を求める意見書」の提出を求める2つの請願への団体署名の協力要請です。

    横浜商工会議所は企画広報課の3人が対応。申し入れについて、@10%増税はやむを得ない、A複数税率はテイクアウトが8%、店で食べれば10%と複雑になり、小企業者は対応できない。単一税率を要求している、Bインボイスは免税業者の排除が進むので、今までの請求書保存方式を維持する立場を説明し、「3つの内2つはみなさんと同じ立場です」と回答しました。「納税者の権利宣言(5次案)」を渡して、「税金のあり方を消費税中心の税制から所得税や法人税等、応能負担の税制度に見直すべきではないか」と話すと「参考にさせてもらいます」と答えました。

    この他に、中小企業団体中央会は「複数税率・インボイスは検討を要請している」、商工会連合会は「昨年まで10%の延期と複数税率・インボイスに反対してきたが、実行されるのが確実なので環境づくりを要請している」、横浜個人タクシー協同組合は「団体署名はできないが、個人署名なら対応できる」などと話になりました。この他、県商工会議所連合会、県クリーニング組合、商連かながわを訪問し、懇談しました。

    参加者からは「どこの団体でも内容を知れば消費税10%増税も複数税率・インボイスも商売を壊し深刻なことになると危惧している」「『立場がある』と自由にものが言えない状況がある。1人1人が声を上げる運動が大事だと思う」と感想を話し合いました。

  • 後期高齢者医療制度不服「審査請求」のつどい 川崎中央民商

    9月12日(水)川崎中央民商では、後期高齢者医療保険料不服「審査請求」のつどいにとりくみ、4人が参加しました。これは8月30日に行われた川崎市社保協などが開催した、後期高齢者医療保険料不服「審査請求」のつどいを受けて、開いたものです。

    民商のつどいに参加した会員は、「ほんとに安倍政権は介護保険にしても、後期高齢者保険にしても、保険料はどんどん値上げしながら、加入者いじめをしている。本当にひどい政権だ」と、怒りをあらわにしていました。また、参加者は75歳以上の方たちなので、終戦時に子供時代を過ごしています。子供としての戦争体験を語りながら、「安倍政権の戦争する国づくりはやめさせないといけない」と話ながら、審査請求書に記入していました。

  • 商売・人生を語る 「地域に愛され親切丁寧な自転車店」
    茅ヶ崎民商 竹中サイクル 竹中 尊男さん
    茅ヶ崎市柳島2-10-11 TEL:0467-85-3618

    隣の中島にあった店で修業を積み昭和40年3月独立、今の場所に移り開業したのは昭和46年11月です。大きな浜見平団地ができ、駅からちょっと離れていることもあり、自転車はよく売れました。

    子供2人を育てながらの苦労はありましたが、親切、丁寧な仕事をモットーにやってきました。今でも昔のお客さんから声がかかり、頼まれたらどこにでもいきます。

    民商に入会したのは開業して間もなくでした。この地で長く商売をやって、地域の消防団団長、交通安全協会の支部長もやりました。現在は茅ヶ崎自転車組合の支部長をしています。信頼と信用が一番です。会員の方達から修理の依頼や注文も入ってきます。

    81才になりましたが、お客さんからはず〜とやってほしいといわれています。あとは後継者がいないことが残念です。

  • ふいごとそろばん 横浜東民商 林 兼由さん

    平成6年1月にフランチャイズに加盟し神奈川区、大口駅近くで観葉植物のレンタル店としてオープンしました。今年は猛暑で花の枯れる所が多く植え替えが大変でしたが、お客様に喜んでいただけるのでいい仕事だと思います。現在社員一人と私の2人、他パート1人の体制です、お客様は業種も多岐にわたり色々な会社に納品してします。

    ▼仕事を行う上で心がけていることは、クレームを起こさないようにすることです。また起きた時は本部指導通りで、その日に処理を行うようにしております。課題としては営業日が取れず、毎月の新規獲得目標を達成できないことです。HPの更新、FAXとDM、電話代行などを検討しています。IT化で販売管理と在庫管理のシステムを導入中で現在設定に苦労しています。店の前に処分する前の花や観葉植物を「ご自由にお持ちください」のコーナーに置いています。近くに来ましたらお寄りください

    ▼民商は開店時から入りました。申告や労働保険などで事務処理を教わったりと勉強になります、これから商工新聞と会員を増やすために少しでも力になりたいと思います。

7つのまちがいさがし

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