【神商連しんぶん2021年08月号】
  • 住民投票運動に賛同し誕生した候補者 山中 竹春さんこそ真のカジノ反対!

    8月22日投票(8日告示)で横浜市長選挙が行われます。神商連は、山中竹春氏(48才)―無所属新、立憲民主党推薦、日本共産党など他の党は支持・支援します。

    林文子現市長は4年前の市長選挙で、「カジノは白紙、住民の声を聴く」と言って当選しました。しかし、2年後の2019年8月、突然「山下埠頭にIRカジノを誘致する」と発表しました。公約破りの市長の表明に市民が怒り、市内18区に「カジノの是非を決める横浜市民の会」が結成され、立憲民主党・日本共産党などの政党、横浜市内の民商を含む広い団体・個人が参加し、学習・宣伝などの行動が旺盛に展開されました。そして、「市民の声を聞け」と、昨年9月から11月の期間で、住民投票条例制定の直接請求運動が取り組まれ、法定数の3倍となる19万3193人の市民の署名が集まりました。今年の1月に開かれた臨時議会で、市長はこの民意を否定し、自民・公明によって否決されました。

    カジノ反対の運動を知り、「コロナ・カジノから横浜を救う」と、今度の市長選に立候補を決めた山中竹春さんは、横浜市立大学の教授でデータサイエンスの専門家です。「横浜にカジノは不要です。IRカジノができれば、近隣の商店街から客足を奪い、地域経済は悪化する。依存症増加、治安・風紀の乱れ、子どもが学び育つ環境にも悪影響となる。カジノよりコロナ対策優先」と主張し、署名で意思を示した市民とともに奮闘することを決意しています。

    横浜港ハーバーリゾート協会・藤木幸夫会長も「身命を賭して阻止する。開港以来横浜の歴史が詰まっている山下ふ頭をバクチ場にはできない。山中さんは、その思いを一番理解している候補者。全力で応援したい」と期待を寄せています。

    民商も参加する、「カジノ反対の市長を誕生させる横浜市民の会」の岡田尚代表世話人(弁護士)は、「私たちは、カジノの是非は市民に決めさせろ」という願いで住民投票に取り組んだ。いま、ほとんどの人がカジノ反対と言うようになった。市民の力が横浜を変えつつある。カジノ誘致し反対、すぐに撤回を名言している山中竹春さんこそ本物だ」とし、7月25日の「つどい」で両者は協定に調印しました。

  • 業者の味方 山中さんを市長に! 横浜南部民商会長 近藤 喜樹

    「カジノ断固反対」「最優先はコロナ対策」当然ですね。今度の横浜市長選で、山中竹春さんを支持いたします。

    カジノを推進していた人が出馬したとたんに「横浜誘致は取り消し」「カジノ反対条例」をつくるとか理解に苦しみます。

    山中さんは安定した現職を投げ打ってまで市長選に臨む、勇気あるその熱意に敬意を表したいと思います。

    私たち民商の仲間でも、コロナウィルスによって命を絶たれた方がおられます。まだまだやり残したことはあるはずだったのです。存命であれば先頭に立って市長選のたたかいに臨んでくれたはずです。コロナウィルスは難敵です。命をも奪っていくのです。自治体のコロナ対策は本当に重要な事だと痛感しています。

    私たち中小零細業者の商売がコロナウィルスに苦しめられています。「仕事が減った」「お客様が来ない」「店をたたむ」など。山中さんには私たちが商売を続けるための対策を推し進めていただきたいです。私は建築業ですが、「リフォーム助成」を横浜でも実現してもらいたいです。他の市町村でも実施しており、仕事おこしの一役を担っていると思います。今「ウッドショック」と呼ばれる建築資材の不足、値上げなどの影響で商売に不安な日々が続いています。

    「カジノ」をすすめる市長ではなく、「市民」に寄り添う人に、新しい市長になっていただきたい。横浜市民で良かったと、みんなで言えるよう、自分たちの力で山中さんを市長へ押し上げたいと思います。ともにがんばりましょう。

  • 全商連70周年に向け民商を大きく!業者の“困った”を受け止め 戸塚民商

    全商連70周年めざす拡大運動で、戸塚民商は読者100人・会員21人・共済30人・婦人24人・青年5人の目標で取り組んでいます。

    7月25日は、役員と事務局4人で支部長に電話で「読者で成果を上げよう」と声をかけました。鎌倉支部は若林支部長らが東京など遠方の知り合いにも声を5人が読者に。下泉支部で歯科技工士をやっている馬上さんは趣味の畑から農協と付き合いがあり、そこかの相談を受け購読につながりました。栄支部で3人、戸塚支部で2人など、この日、12人の商工新聞購読を広げ、この間の運動で22人の成果となっています。

     

    目の前が真っ暗になった時民商CMが

     

    税金のことで途方に暮れていた時、ラジオから聞こえてきた「困ったら民商へ」のCMで内装業者が入会しました。1年前の税務調査で新たに税額が発生しました。税務署からは「すぐに納入するように」と求められ、サラ金で対応。何とかその返済も済んだところに消費税50万円の通知書が届き、気持ちは崖っぷちに。偶然に聞いたCMに背中を押されて民商を訪ねました。役員たちから、「おれも換価の猶予をしている」「みんな同じだから心配するな」と声をかけられ、肩の荷を下ろして入会しました。

    左官業の若い業者は、自分の家を持ちたいと、一昨年、売上げは前年の2倍になるほど頑張りました。税理士に申告を依頼すると、顧問料のほか、所得税・予定納税・国保料がぐんと上がりました。売上げは元に戻ったため、今年は税金や保険料を支払うのがやっとで、消費税が払えず頭を抱えていました。お母さんから、「民商へ行って相談を」と言われ、入会し相談を進めています。

    一次支援金の申請を早期にしたにも関わらず、「不備メール」が繰り返し届き、忠実に対応しているのに長期間放置されている仲間もいて、民商で励まされ「あきらめない」と頑張っています。意味不明の不備メールは一人で対応していると心が折れそうになるなか、「民商があってよかった」と実感しています。民商では、困っている業者に民商を知らせようと、行動計画をたて、目標達成をめざしています。

  • 国保コロナ減免 制度変更を実現!川崎5民商婦人部

    川崎市内の5民商婦人部は7月19日、市の国保課と国保に関するコロナ特例制度について要請・懇談をおこないました。

    昨年、政府はコロナ感染の影響による収入減収に対し、国保料を減免する制度を創設しモデルケースを作成。減免に係る費用は国庫負担とされていました。しかし川崎市は、「収入基準」という国基準を採用せず、「所得基準」とする市独自基準に固執していました。市内民商でも「国基準にすべき」と昨年から再三要望していました。今回、婦人部からの同項目の要請に対し、「6月から国基準の収入基準で対応する」との回答を得ました。

    参加者からは、国保料の支払いが大変で窓口に相談に行っても、使える制度の説明がされず不親切。市民の立場で対応をしてほしい、などと要望しました。

  • 商売・人生を語る
    三崎の風がつくりだす味「オレの干物は日本一」
    三浦民商 ひものや友兵衛 上川 友久さん
    三浦市三崎1丁目13-1 電話:046-882-5151

    京浜急行の終点、三崎口からバスに揺られ三崎漁港へ。港の入り江中ほどに、干物を焼く香りがただよいます。店の外には開いた魚を乗せた網が並びます。ひものや友兵衛の店主、上川友久さんは毎日、お客さんの喜ぶ顔を思い浮かべながら、魚をさばき天日に干します。

    上川さんは島根県隠岐の島生まれ。学校を卒業後、自動車関連の会社に就職し上京します。まぐろ船に乗るお兄さんが三崎に入港する度に、東京から足を運びました。遠洋漁業が最盛期の頃、三崎漁港は往来する人同士がぶつかり合うほど賑わっていました。ここで奥さんと知り合い、22歳で結婚。16年間のサラリーマン生活にピリオドを打ち、いつも楽しいことをしながら生きたい!が信条の上川さんは民族楽器輸入販売業を始めます。全国に顧客を持ち、海外にも買い付けに通い充実した12年間を過ごします。

    奥さんの両親が営んでいた人気の干物や。跡取りがなく、「自分の事業も頑張ってきたが、ここらが潮時か!」と、親が元気なうちに修行して自分の干物づくりをめざそうと決意します。

    アジ・サバ・イワシ・サンマ…、ひたすら魚をおろす毎日。「原料が良くないと、旨い干物は作れない。間違いのない仕入が決め手だね」と上川さんは話します。地元で捕れた魚以外にも、時期によっては全国各地から最もよし!と思える魚を仕入れ、三浦の風で干します。

    「うちの干物を認めてくれる人たちに支えられている」という顧客は、95%が常連さん。地元はもちろん、首都圏はじめ全国に。決まってお中元やお歳暮の利用してくれるお客さんなどが、どんどん全国に販路を広げてくれています。

    「魚の血で服を汚し、毎日やるべきことを手抜きせずやっていればお客さんが認めてくれる。欲はあるけどマイペースで。まだまだ10年は頑張れるよ」と明るい笑顔が周りを元気にします。川上さんのその哲学で、コロナ禍が続く中でもお客さんは絶えません。お客さんの「うまかった!」の声と三崎の風が、何よりの川上さんのエネルギーです。

  • ふいごとそろばん 大和民商 羽根 孝充さん

    私は大和民商に入会して今年で7年目になります。都内で衣料品(アパレル業)の企画生産等の事業を行っています

    ▼一般的にはアパレル業と云うとショップ経営を連想される方も多いのですが、私どもが行う業務は、アパレルメーカーと商社からの依頼を請けて企画(デザイン等)、生産管理、商品管理、納品管理等までの業務を代行する事業を行っています

    ▼昨年からの新型コロナウイルス感染拡大でメーカー店舗が在る商業施設への相次ぐ休業要請及び時短要請で販売機会を失い売上が大幅に減少し、その影響で当社もメーカーからの発注数が大幅に減り昨年の売上はコロナ以前と比較すると3分の1になり経営は非常に苦しい状態で今年は更に減るのではと心配しています。

    ▼多くの中小事業者が苦境で喘ぐ状況でもインボイス制度は始ろうしています。民商の学習会等でしっかりとインボイス制度を把握し、他の会員さんから聞かれても正確に説明出来るようにしていきたいと思っています

    ▼一日も早いコロナ感染終息を願い、知恵を出してこのコロナ禍を乗り越えて行きましょう。

7つのまちがいさがし

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