【神商連しんぶん2022年03月号】
  • 春の運動進行中!消費税・インボイス・コロナから商売守る!
    ―地域の業者を民商に迎えよう―

    県内の民商は、春の運動の計画に沿って行動しています。学習会を開き、申告相談員の養成や、新しい制度について学び、確定申告に向けた準備を進めています。2月13日、20日は県内いっせい拡大統一行動で訪問や宣伝行動に取り組みました。2年以上となるコロナの影響から商売をみんなで守るために、民商を地域の業者に伝え、仲間を増やそうと話し合っています。

     

    みんなで商売盛り上げよう!厚木民商

     

    国や地元自治体のコロナ関連の制度をくまなく活用してくらし・商売を守ろうと声をかけ合っている厚木民商。会外から相談が寄せられ、「助かった!」と信頼を得て新しい会員を迎えています。会員のスナックで事務を手伝っていた製造業者から、「私にも支援金申請について教えてください」と相談を受けました。計算会への参加を呼びかけ、下谷清人民商会長が「ぜひ、入会して一緒にやろう」と勧め、快く入会しました。

    厚木民商は、例年のように支部ごとに計算集会を組み、教え合って申告書の作成を始めています。さらに、気になっている協力金・給付金への課税のこともあり、5回の「ママの会の申告準備会」も計画しました。

    また、1月中には5回の「なんでも相談会」をおこないました。資金繰りや借入、税金滞納での差し押さえ解除、インボイス制度への不安など、様々な相談が寄せられています。気楽に会員が参加できる学習会を開き、「みんなで乗り越えよう」と声をかけ合っています。事業復活支援金について学び、さっそく申請した会員2人は相次いで「決定」となりました。「ばんざーい」と喜びの連絡が入り、みんなを励ましています。

     

    やっぱりインボイスは廃止!川崎幸民商

     

    川崎幸民商は2月13日、9人が参加し、拡大統一行動をおこないました。3グループに分かれて行動し、うち1組は10軒を訪問し、消費税署名を10人分集めました。行く先々で、「病気で入院するので、確定申告どうするか悩んでいる」「消費税は必要だと思ってきたが、商工新聞のインボイスの記事を読んで、なくさなきゃいけないんだ、と変わった」などと声が寄せられました。事務所に戻ると、ちょうどテレビで国会中継をやっていて、インボイス問題が取り上げられており、参加者は「廃止しかない!」と、口々に怒りをあらわにしました。小沢礼子元婦人部長は、「みんな、コロナの影響で大変。民商で役立つ制度を活用しよう」と知り合いに声をかけ、読者になってもらいました。

    まん延防止も延長された折、地域に民商を知らせようと、山岸勇会長と鹿島田支部の木村さんらが中心となって、その日の計算会場の周辺に宣伝カーを走らせました。会場では、参加してきた支部の仲間たちに、「みんなが一人の読者を増やそう」と呼びかけています。

     

    民商はプラスだけだよ!戸塚民商

     

    戸塚民商鎌倉支部の那須佑三さん(家具販売)は、神商連しんぶん2月号の「商売・人生」のコーナーで紹介されました。その記事を、行きつけのスナックのママさんに紹介し、「民商に入ることは、プラスしかないよ」と入会を訴え、新会員として迎えました。自身の記事を見て、あらためてやる気倍増。説得力も増したようです。

    2月20日は、戸塚民商の拡大行動日でした。鎌倉支部の他にも、原宿支部では、二本柳会長ら3人が行動し読者6人、泉支部の熊坂さんは会員訪問しながら、計算会のお知らせを配り、元会員宅にも立ち寄り読者に。中田支部の桐原さんと高宮さんも読者2人。下泉支部の間川さんと小原さんも知り合いに勧めて読者になってもらいました。とつか支部では民商副会長の手塚さんが保険業の読者に、「民商に入って一緒にやろう」と声をかけ、会員に迎えました。この日は会員2人、読者11人を拡大しました。

  • 実態に沿ったコロナ支援を!―全国中小業者・国会大行動―

    2月4日、「全国中小業者・国会大行動」(全国中小業者団体連絡会主催)が取り組まれ、自営業者・フリーランス、医療関係や労働者などおよそ200人が参加しました。神商連は、富塚昇会長 はじめ県内民商から26人が参加しました。

    通常国会が開催されている中の行動となり、衆議院議員会館前での集会で参加者は「コロナの影響実態に見合う支援を」「消費税減税、インボイス制度は中止せよ」と声を上げました。参加団体の代表が次々とリレートーク。「フリーランスのほとんどが免税業者です。インボイスが実施されれば課税業者となり数十万円の売り上げがなくなるか、取引きから排除されてしまうか、二つにひとつの選択しかない」とライターの切実な声が響きました。さらに、トヨタ自動車など輸出大企業には年間で4578億円もの消費税還付がなされており、さらなる大企業支援になる消費税増税にも怒りが。夏の参議院選挙で自公政権を追いつめようと呼びかけられました。

    この後、6省庁と交渉。中小企業庁では厚木民商の長谷川夏代さん(音楽教室)が、一時・月次支援金の申請書類に対する「不備ループ」問題で「9月までは出ていたが10月分は入らず、通帳3年分の開示が求められ、教室の月謝は現金なのでためらっていると給付できないと通知がきた。収入は8割減で速やかに給付してほしい」と訴えました。

    参加者は県内選出の国会議員要請をおこないました。

  • 業者婦人の要求ぶつけ!全婦協国会内集会・交渉

    全婦協は2月10日、「所得税法第56条署名提出と省庁交渉などで院内集会を開催し、首都圏を中心に20人ほどが参加しました。

    全婦協・塚田豊子会長が、「コロナ禍のなかで頑張る仲間の声を政府に届け、業者婦人の要求実現のために頑張りましょう」と参加者を激励。続いて、日本共産党の4人の参議院議員が連帯のあいさつをしました。山本太郎衆議院議員のメッセージが紹介されました。約8万5千人分の署名を国会議員に託しました。続いて、全国の業者婦人から、くらし・営業実態の告発です。厚木民商婦人部の中山光子部長が「協力金・給付金に課税するな」と訴えました。

    集会の後は財務省交渉、内閣府男女共同参画局と交渉がおこなわれました。財務省は、「インボイス実施は十分な経過措置のもとで進めている。排除は制度問題ではなく、業者としての問題」というような回答に終始し、業者婦人の要求に背を向けるものでした。参加した神婦協目黒千惠美会長は、「インボイス制度はそれ以前の問題。小規模な業者は無条件に排除される可能性が高い。政府は見方を変えるべき」などと迫りました。

  • 広げよう!助け合いの輪!共済会に寄せられたハガキから

    ◎昨年暮、思いもよらぬ交通事故を起こしました。高齢者の交通事故、己には関係ないとたかをくくっていたためショック!けがは日柄もので治りますが、精神的ショックから立ち直れず、老人性うつになるのではと心配しました。保険の手続き、その他の事務手続きなどで元気を取り戻しました。
    (平塚民商Hさん)

    ◎長寿祝金、ありがとうございます。この間、狭心症でお見舞金や安静菓寮見舞金をいただくなど、共済に加入していて本当に助かりました。その後は大病もせず、民商活動もできました。これから、後期高齢者として公的保険を払わなくてはならず納得できません。悪しき保険制度は改善を!
    (茅ヶ崎民商Kさん)

  • 商売・人生を語る 「女将の手料理がみんなを幸せに」
    川崎中央民商 有馬 加代子さん
    「小料理加代」川崎市川崎区小川町13-1 TEL:044-211-5266

    川崎駅前の映画街近くで「小料理加代」を営む有馬加代子さん。知人の勧めで店を始めて34年です。「まったくの素人で、商売のことは何も分からず無我夢中でした。でも、場所が良かった!お客さんに恵まれた!家族みんなに支えられた!」と振り返ります。

    開店当時から、料理上手な女将さんの酒の肴を楽しみに通ってきたお客さんたちも60代、70代と長い付き合いです。上司も部下もなく、店ではみんな平等に楽しんでほしい、という姿勢でお客さんに接してきました。毎年20キロも漬ける梅干しは多くの人に待たれ、お裾分けも加代子さんとお客さんをつなぐ楽しみです。

    出身地の山形県を出て青春時代からずっと川崎で生活してきました。最初に就職した会社が倒産し、労働組合で8年間のたたかいを経験。その中で、日本鋼管勤務の匡史さんと出会い結婚します。たたかいが人生を変えた。勉強の大事さを知り、本や新聞を読むの大好き―、と話します。スポーツを通して国民の権利を守る運動をしていた匡史さんは、加代子さんの大きな支えでした。「夫が子ども達とよく遊んでくれた。おかげで心配なく子育ても店も続けられた」と感謝します。

    コロナ禍で、まだ休業が続いています。給付金の一部で、店をリニューアルしました。「厨房も壁もトイレも見違えるよう!お客さんが戻るまで日数がかかるかもしれないけど、頑張るよ」と前向きな加代子さんです。

  • ふいごとそろばん 横浜緑民商 西原 聡さん

    2年に及ぶ新型コロナ、決定打が出ない国の対策、どう対応していくかは、毎回試行錯誤の連続です。『うおたま&くうかい』は、魚料理をメインに、元々お惣菜、お弁当の販売をしており、テイクアウトに対応することは通常通りでしたが、県からの休業・時短営業の要請もあり、店内飲食は激減しました

    ▼また、普段から、つながりのあるパン屋、ケーキ屋、花屋などにも参加してもらい、当店の魚や総菜とともに販売する『朝市』を月2回開催していました。これを毎週土曜日に開くことにし、売り上げ確保につとめています

    ▼この2年間で仕事量も大幅に減り、一時期テイクアウトをお休みしていましたが、自分の体力が落ち、一時休止したことで、お客様の認知度が下がっているように感じています

    ▼コロナの規制解除になってもすぐに売上は回復せず、どう対策するか見えない状態です。今は早く体力回復することを目標に、メニューの見直し、店内整備などできることからはじめ、コロナ前のように大勢のお客様がいつ来店されてもすぐに対応できるように務めています。

7つのまちがいさがし

民商紹介ムービー

県下民商のホームページ