【神商連しんぶん2023年05月号】
  • 大軍拡・大増税反対!納税者の権利を守れ!
    ―3・13重税反対全国統一行動、県内18カ所2400人が結集―

    3月13日、全県18カ所でおこなわれた3・13重税反対統一行動には、2400人が参加し、「軍拡・大増税反対!」「『税務相談停止命令制度』は導入するな」と声をあげ行動しました。

    鎌倉集会では若林重利実行委員長が「今年は4年ぶりのリアル集会。岸田政権が進める軍拡大増税と税務相談停止命令制度を撤回させるため、リアルのデモで市民に訴えよう」と主催者あいさつしました。各団体からの訴えでは「物価高騰で仕事が減っている。インボイス反対でたたかう」(土建組合)、「『インボイスの登録は待とう』と反対の意思を示している」(湘南建設)、「税務相談停止命令と軍拡大増税は許さない運動を」(民商)、「軍事費に税金使うなら、年金に回せと訴えている」(年金者組合)と報告がありました。集会終了後、鎌倉税務署までシュプレヒコールを上げながらデモ行進を行いました。

    厚木集会は5団体で本厚木駅前で宣伝行動した後、厚木中央公園で集会を開催。雨でプログラムを変更しながらも、にぎやかに集いました。下谷清人実行委員長は報告で、軍拡大増税を許さない重税反対行動の意義を強調しました。土建主婦の会が決議案の提案、民商婦人部はおしゃもじパフォーマンスで会場を盛り上げました。デモ行進がスタート。統一のゼッケンと団体旗やのぼりが林立し、地域にアピールしました。厚木税務署では下谷実行委員長が請願書を読み上げ、総務課長に手渡し、申告書と請願書の受付が始まりました。税務署敷地外で待つ参加者は「消費税は減税」「インボイス中止」「税金は軍拡より暮らし・福祉に」などとアピールしました。

    川崎南部地区集会は、川崎中央民商・川崎幸民商など5団体で、およそ150人が参加しました。サンピアン川崎で集会を終え、「大企業優遇やめろ」「大金持ちは応分の負担を」とシュプレヒコールしながら税務署までデモ行進しました。税務署は、総務課長や課長補佐など20人ほどの署員が受付対応しました。

    大和集会は、181人が参加しました。悪天候でデモ行進は中止し、大和税務署前に並び集団申告。書類の提出とともに、「年に一度、重税に怒りの声を上げるこの行動をなくしてはいけない」という思いが参加者から伝わってきました。税務署には、消費税は5%に減税、インボイス中止、確定申告は憲法が保障する申告納税制度のもとで納税者自らの判断で申告・納税を行えること、など納税者の権利を守る請願書を提出しました。

  • 人権侵害の県知事はいらない!県民が緊急抗議行動

    神奈川県の黒岩祐治知事が過去に女性に送った人権を侵害するメールなどについて週刊誌報道された件で、神商連も参加する国民大運動県実行委員会は4月25日、桜木町から県庁までのデモ行進と抗議のスタンディングを行いました。

    これが報じられたのは、県知事選投票日直前の4月6日で、黒岩知事もその内容を事実として認めています。

    参加者は「黒岩知事、県民への説明責任は?」「私たちは許せません」「黒岩知事は女性の人権を破壊した」などのプラカードを掲げ県庁を目指し、沿道では多くの人たちが見入っていました。

    4月9日投票の県知事選の結果は、全体の6・91%が白票、無効票は21万票を超えています。

  • 核兵器を全廃し、人類間の争いより、自然環境の維持に英知を!
    3・1ビキニデーに参加して 神商連副会長 漆原 晃

    私は、岸田政権が大軍拡に舵を切り、核兵器禁止条約が成立しても批准しないことに「絶対許せない!」という気持ちから参加を決意しました。1954年、ビキニ環礁の核実験で第5福竜丸が被爆し、放射能に汚染されたマグロが大量に廃棄され、乗組員の久保山愛吉さんが放射能障害で亡くなられたことは、当時中学1年生でしたが、よく覚えています。

     

    唯一の被爆国として核兵器廃絶運動の先頭に

     

    全体会では海外代表を含む多くの方が日本政府の核兵器禁止条約への不参加と大軍拡政策を批判し、世界平和を脅かすロシアによるウクライナへの侵略を非難しました。そして唯一の被爆国として日本が条約批准国となり、核兵器保有国への働きかけの先頭に立つことを求めていました。私が参加した「核兵器禁止条約に参加する日本を」の分科会では、日本原水協事務局長の安井正和氏が、条約支持は92か国、批准国は68か国に到達したと報告。アメリカの核の傘に頼る日本が批准しないことに納得できません。安井氏は核の傘とは「核兵器を使用するぞ」と言う脅迫で成り立つもので、核の傘に頼る日本はこの脅迫に加担していると告発し、批准国となり、核兵器廃絶運動の先頭に立つため、世論を広げようと訴えました。

     

    原爆の犠牲者は私を最後にして

     

    3月1日は久保山愛吉さんが眠る菩提寺弘徳院まで墓参行進しました。

    ビキニを含むマーシャル諸島での核実験の被爆者は第5福竜丸だけでなく、延べ1000隻近い漁船やマーシャル諸島住民に死の灰が降りかかり、ガンなどで寿命を縮めています。しかし、ほとんど補償されていません。

    現在、核兵器の抑止力で世界平和を保つと言いますが、核兵器を全廃し、人類間の争いよりも地球の自然環境の維持に人類の英知の総てを注ぐ時ではないかと思います。人類文明の進歩が逆に全生命の生存環境を悪化させています。人類はそれに気づき、SDGsを進めようとしています。憲法9条とその前文を持つ日本が地球から核兵器を廃絶するとともに、武力による国家間の争いを無くする運動の先頭に立つことが求められてます。しかし、日本は背を向けています。

    来年は70回目の節目の回となりますので、民商からも大勢代表を送り出し、日本政府に廃絶を迫りたいと思います。

  • ふいごとそろばん 厚木民商 那須 野章さん

    岩手県一関市生まれで学校を出てから大工工事一筋です。北海道で5年、埼玉県で1年、横浜で5年、そして厚木で30年近く暮らしています

    ▼民商歴は海老名民商に入会してから今年で29年になります。当初は確定申告の時だけ事務所に行って会費を1年分払う、そんな関係でしたが、厚木に転居してきて厚木民商に転籍してから、民商との関わりがガラッと変わりました

    ▼常任理事になって民商活動にも力が入るようになり、コロナ前は消費税減税署名を集めるために休日は近所を回りました。通りがかりの人や公園で遊んでいる親子連れ、パチンコ屋の駐車場でも声をかけて不審者顔負けの活動をしました。その時は国会行動でも活動経験を報告しました

    ▼現在は本業の他に県立高校の用務員のアルバイトをしながらゆったりと生活しています。趣味は「ヘラブナ釣り」で愛川町八菅の中津川の釣り場の常連です

    ▼日によって餌の調合や仕掛けの変化など微妙なことで釣果が変わります。釣りはとても奥が深く指先の餌の感触、水1滴2滴の違いで釣果に大きな差が生まれます。一生やっても解らない様な難解さが好きで毎日のように通っています。

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