【神商連しんぶん2024年04月号】
  • 裏金議員に課税しろ!納税者は怒っているぞ!
    ―3・13重税反対全国統一行動に2300人が結集―

    55回目の取り組みとなる「3・13重税反対全国統一行動」は3月13日、県内18地域で集会やデモ行進がおこなわれ、集団申告をしました。約2300人が結集し、「裏金議員に課税しろ!」「納税者は怒っているぞ!」と訴え、政治を変えて、消費税減税・インボイス廃止、納税者の権利を守る税制を実現しようと行動しました。

    今年は、コロナ感染の影響に追い打ちをかける物価高騰で、苦境に立つ中小業者の叫びと怒りの行動となりました。昨年10月のインボイスの導入、デジタル化を口実に納税者の監視強化を目的にした収受日付印の押捺廃止など、経営と暮しを壊す税制・税務行政が押し付けられる一方で、自民党の裏金問題が浮上し、国民的な怒りが広がる中で取り組まれました。

     

    納税者の権利を守る声を高く

     

    厚木実行委員会は朝8時、本厚木駅頭の宣伝で1日の行動がスタート。民商の下谷清人会長が「自民党の裏金問題に国民は怒っている。税務署は裏金議員を調査して課税すべきだ」とハンドマイクで訴えると「そうだ!」と共感の声があがりました。

    集会とデモ行進が5年ぶりとなった相模原集会。実行委員長の下地克己民商会長のあいさつのあと、参加団体の代表から「力を合わせて政治を変えよう」と決意表明が続き、デモ行進は怒りのシュプレヒコールでアピールしました。

    各地の集会では「裏金政治家を忖度せずに税務調査しろ」(川崎西地区集会)、「政権交代して、消費税減税・インボイス廃止を実現しよう」(川崎北地区集会)、「収受日付印の押捺廃止はデジタル化推進で、納税者を管理するのが目的。申告納税制度を守り、国民がしっかりと権力側を監視しよう」(大和集会)などの発言があり、各地で営業と暮らしを守るたたかいに力を合わせる決意を確認しました。

  • インボイス廃止に共感 商工会議所など訪問

    神奈川県連は3月14日、消費税減税・インボイス廃止を求める県議会への請願の団体署名の要請で業者団体を訪問し、意見交換を行いました。この日は横浜商工会議所など11団体と懇談しました。

    横浜商工会議所では広報課長など2人が対応。「コロナが収まったところに物価高騰が襲ってきたため、仕事は出てきても資金が詰まって売上に結び付けられない」と会員の状況を伝えると「人手不足が深刻で資金がないと人も雇えない」と、状況は共通しています。「消費税を推進する立場でもあるが、実態を調べてインボイス制度は改善させていきたい。消費税減税を要求する気持ちはわかる」と応じました。「弱い者同士が税金を押し付けあっている消費税でいいのか」という訴えに、うなずいていました。

    中小企業家同友会では「署名は役員会にかける」と返事がありました。旅行業協同組合では「インバウンドは大手のホテルなどに恩恵はあるが、小さなところまで来ない」と状況が出されました。また、個人タクシー協同組合では理事長が、団体署名に応じました。

  • 日本は核兵器禁止条約に参加を!2024 3.1ビキニデー

    岸田政権の憲法違反の大軍拡路線と、核兵器禁止条約に参加しない姿勢を許せず、昨年に続き2度目の参加でした。

    2月29日の全体会では、全商連の太田義郎会長が主催者挨拶し、「原水爆禁止運動は、70年前の『ビキニ事件』で大量の放射能マグロが廃棄され安全なマグロが売れなくなった。放射能雨が降ったことなどから魚販売業者らが起こした核実験中止運動によって広島・長崎の被爆者たちに立ち上がり、原水爆禁止運動となって全世界に広がった。60年以上の運動を経て核兵器禁止条約が制定されたが、日本は『米国の核の傘に守られている』としてこの条約に参加していない。唯一の被爆国として、運動の先導者になることが求められている」と呼びかけました。

    この10数年間、大地震が何度も発生している状況から、福島第1原発のような事故は避けられないのではないか。原発は絶対に廃止すべきです。

    「核兵器禁止条約に参加する日本を」の分科会に参加しました。被爆の実相と非人道性を伝え、日本政府に条約参加を迫る署名活動を展開しようと呼びかけられました。

    3月1日のビキニデー当日は、事件で亡くなられた久保山愛吉さんの菩提寺まで、神商連旗を持って墓参行進しました。最後の閉会全体会は70年特別企画がたてられ、核実験が行われたマーシャル諸島などや、福島第1原発汚染処理水問題の実相が報告され、集会アピールを採択して閉会しました。

  • ジェンダー平等の社会をみんなで!3・8国際女性デー

    国際女性デーの3月8日、ミモザの花を手に、60人の女性たちが桜木町駅前広場でスタンディング。神婦協から日野眞智子副会長も、通行人にアピールしました。

    参加者は「私たちはみんなで変えていく」「誰もが自分らしく平等に生きられる社会を実現しよう」とリレートークし、実行委員長の湯山薫弁護士は、「日本のジェンダーギャップ指数は過去最低。女性議員を増やそう」と呼びかけました。通り掛けのアメリカからの女性留学生も賛同し、マイクを握りました。

  • 若いつながり広げよう!神青協第48回定期総会

    神青協は3月24日、神商連会館で第48回定期総会を開催しました。この間の取り組みを振り返り、それぞれの営業の状況を出し合いながら、1年の活動方針を確認しました。

    《新役員》
    議 長  三浦拓也(横浜西部民商)
    事務局長 児島拓雄(横浜南部民商)

  • わたしたちの支部会紹介します!厚木民商第5支部

    にぎやかに毎月集まる第5支部。2月は「健康講座」でしたが、今月は初参加の2人の会員を迎え、地域の公民館に9人が集まりました。梶原清治支部が民商常任理事会の報告をした後は自己紹介をし、フリートークが続きます。

    「初めての消費税申告を申告計算会で役員さんに丁寧に教えてもらって助かった」と語る軽貨物運送の会員。「それにしても消費税は困る。開業して日も浅いので利益は出ないのに消費税払うなんて…」と話す参加者に、木地谷健悟副会長は、「自分はインボイス登録してないが、元請けから一棟ごとの請負仕事がまったく回ってこなくなった。日当稼ぎのみで売り上げが減り、経費を引いたら生活費もぎりぎり」と話すと、「おかしいよね!」と共感の声が上がります。

    「それにしても自民党の裏金問題は許せない」「業者・庶民にはインボイス増税を押し付けて、自分たちは裏金もらって脱税か!腹が立つ!」「やっぱりインボイスはつぶすしかないね」「それにつけても、3・13重税反対統一行動に、みんなで参加することが大事!」と意見交換が続きました。

     

    4年ぶりのお花見に集まろう

     

    次回の3月24日に予定されている4年ぶりの民商お花見バーベキューの話題で盛り上がりました。

    「赤飯30人分つくっていくね」「天気がいいといいなー」「親父も連れていくよ」と期待の声が。

    「子どもを連れて参加してもらえるように、綿あめとか金魚すくいなど、子どもが楽しめる企画があればいいね」「若い人に参加してもらうには、その人たちの意見を取り入れる努力をしようよ」「アルコールもあるから、『車で来ないでね』のひと言をチラシに入れた方がいいよ」などの意見に、一同納得。

    梶原支部長を中心に、木地谷民商副会長、婦人部役員の島村さんなどが目配り気配りで団結力もばっちりの第5支部。なんでも話し合って共有できる支部の存在は「元気で商売」のエネルギー源です。

  • ふいごとそろばん 川崎中央民商 西馬 場学さん

    30代半ばで民商に入会して、気づけば今年で還暦を迎えます。月日の経つのは本当に早いものです

    ▼ただ、フィジカル・ワーカー(肉体労働者のことですよ)のため、変形関節症による膝痛。数年前のぎっくり腰の影響か、万年腰痛で老いを感じる今日この頃です

    ▼ここ数年上がらない賃金、労災の特別加入、工具の急激な値上げで支出は多くなるばかり。加えてインボイスによる増税!建設労働者は、ほとんど同じ苦しみを味わっているのでは?(身体の痛みは人それぞれですが)

    ▼同じ職場に働く仲間もたくさんいます。休憩時間などでは税金の事や消費税の事、最近ではインボイスの事などを話し合っています

    ▼その仲間には、春や秋の運動の時、商工新聞読者になってもらっています。数年前にはその中の一人が税務調査になり、地元の民商を紹介し、入会してもらったことがありました

    ▼岸田政権の国民中小業者いじめは本当にひどい。皆さん、そろそろ本気で怒りましょう。

7つのまちがいさがし

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