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消費税減税!インボイスは廃止を!保険証残せ! 全中連10・1国会行動
自民党新総裁が指名された10月1日、全国中小業者団体連絡会(全中連)が主催する「消費税減税!インボイス廃止!保険証残せ!10・1国会行動」が取り組まれ、中小業者、医療関係者、FCチェーン関係者、フリーランスなど、全国からおよそ300人が参加し、午前中は各省庁への要請行動と国会議員要請、午後は国会内集会と国会議事堂へ向けての抗議行動などに取り組みました。神奈川からの参加者も、目前となった総選挙で、中小業者の営業と暮らしを守る政治を実現する国会議員を選出しようと、決意を固め行動しました。
全国の民商や、各団体の代表などが続々と集まり、会場の衆議院第1会館大会議室はいっぱいに。導入からちょうど1年になるインボイス制度への怒りや、マイナ保険証やめて現行の保険証を残せ、などの切実な願いで熱気にあふれました。
主催者代表の太田義郎代表幹事(全商連会長)は、「国民には容赦ない徴税で裏金を得た議員は何のおとがめもない。国民からの消費税は大企業減税の穴埋め。一方で43兆円もの大軍拡をめざす政治を許してはならない。総選挙は私たち国民の営業や生活、平和や民主主義が守れるかどうかがかかった重要な機会。戦争はいやだ!の声をいっそう大きくしよう」、とあいさつしました。
全国保険医団体連合会の森本主税(ちから)副会長は、「当団体の調査で、マイナ保険証のトラブルが頻発している実態が明らかになった。これまでの保険証で、困ることは何もない。社会保障を守れの声で、現行の保険証を残そう」と呼びかけました。
全国FC加盟店協会の河合章会長は、「インボイスが導入されて、コンビニなどは煩雑な実務を押し付けられ、混乱している。何としても廃止を!」と訴えました。
沖縄県北那覇民商の西仲間武海会長は、「沖縄を敵基地攻撃の拠点にする動きが強まっている。今度の総選挙で、オール沖縄の4つの選挙区すべてで勝利し、新基地建設ノーを突き付けよう」と力強くアピールしました。
さらに連帯の発言が続きしました。インボイス制度を考えるフリーランスの会の小泉なつみさんは、「インボイスには緩和措置があり、デジタルサービスで負担は軽減すると財務省は言ってきた。この1年で、それが机上の空論だと明らかに。一人ひとりが自分のやり方でたたかう事がインボイスを止めることになります」と発言。インボイス制度の廃止を求める税理士の会の湖東京至さんは「インボイスをすぐに廃止させなければ中小業者は大変なことになる。制度に賛成した議員を国会から放逐しよう」、全労連の秋山正臣議長は、「最低賃金の引上げで格差是正、中小業者への支援策を拡大することが重要」、日本出版者協議会の河野和憲副会長は、「コロナ・物価高騰・インボイスなどで小さな版元は死んでいるような状況だが、誇りを持って仕事をしている」、東京個人タクシー労働組合の秋山芳晴執行委員長は、「インボイスで廃業する仲間が増えている。個人タクシーは公共交通機関の役割。何としても、インボイス廃止を」と、それぞれ訴えました。
国会内集会のあと、参加者は衆議院会館前で「消費税は減税、インボイスは廃止」「保険証を残して医療と国民のいのちを守れ」「裏金議員ゆるさない」と声を合わせました。 -
社会保険料の強制徴収やめよ! 厚労省に求める
全中連10・1国会行動の後に、全国の社会保険事務所で横行している強権的な社会保険料の徴収の見直しを求めて厚生労働省への要請が行われ、4県連から17人が参加しました。
横須賀市でFCチェーンの飲食店を経営する会員は、コロナ後売り上げが落ち込み、更なる物価高騰で社会保険料の納付が困難に。事情が分かる資料を提示して分納の相談をしたが、差し押さえを強行されました。
会員は、コロナの5類引き下げを前後して宅配の件数が大きく減少し営業が厳しくなった状況などを説明。さらに納付相談を行っていたのに、担当者の交代を機に差押えが示唆され、「差押えるなら本部への納付金を」とお願いしていたのに強行され、給与支払いなどに行き詰ったことを訴えました。「新規分を含め保険料の猶予を」と要請しました。 -
出会いを明日からの力に!全国業者青年交流会in岩手
全青協が主催する第17回全国業者青年交流会が岩手県の花巻温泉千秋閣にて行われ全国から327人が集まりました。神奈川県からは7民商から会員8人、事務局2人の10人が参加し、全国の仲間と交流を深めました。今年、厚木民商に入局した事務局の高山さんから寄せられた、初参加の感想を紹介します。
私は子どもを連れて参加する事になり前乗りで12時間かけて岩手県花巻市まで行きました。今回参加を決めた理由としては、民商の歴史を知りたい、全国から集まる若い業者さんと交流をして、今後の民商活動に役立てたい、そして2日目「家庭・子育て」の分科会があると言う事で参加を決めました。
分科会では総数16人でした。私と同じシンパパ(シングルファザー)の方が私を含めて3人いました。子育てについて16人で話し合い多くの意見、経験、悩み、今後の取り組みに関して話し合いました。
分科会開始から3歳のシンパパという事もあり、いろいろな方から現在の状況、子どもの対応、まわりの環境に関して質問されました。正直私は民商の方々をはじめ、周りに協力してくれている人がいるから現在子育てが出来ていることを話しました。今後もこの様な状況が暫く続くと思います。
経済的に困る子育て世帯の方は居なく、その事に関して話し合いが出来なかったのは少し残念でした。今回、分科会に参加出来た事は今後の子育て、民商活動に大きく影響して来ると思っています。
私は、厚木民主商工会と印刷されたシャツを着て参加しました。反響が大きく全国様々の民商の方からTシャツに関して聞かれました。
写真を撮られた方もいました。私はこのTシャツを作って本当に良かったです。それだけ目立った、と言う事だと思います。
今後も民商活動に力を注ぎたいと思いました。県内民商の同世代の皆さんと知り合える機会となり、嬉しい2日間でした。送り出していただいた民商の皆さんありがとうございました。 -
神婦協 商売人生語って みんなマルシェ
神婦協は10月5日、理事会の後、今年2回目となる「みんなマルシェ」を開き、楽しみました。
9民商婦人部からの出店で会場は一気に華やかになります。今回は、手作りの惣菜や赤飯や炊き込みご飯に稲荷すし。辛み味噌に豚漬け。パッチワーク小物、ビーズアクセサリ―、押し花小物、ハンドクリーム。前回、大人気であっという間に完売したかるかん饅頭やフルーツゼリ―、バナナケーキなど、お腹ごしらえに十分な食べ物やデザート、きれいな手作り小物などを売ったり買ったりの楽しい時間でした。会場の真ん中にはウィッグのお試しコーナーも登場し、「最近、ちょっと髪の毛にボリュームがなくなってね…」と言いながら初めてのお試しにドキドキわくわく。
神婦協マルシェのもう一つの人気コーナーは「商売人生を語る」です。平塚民商婦人部の日野眞智子さん(県婦協副会長)は、「夫と二人暮らしの住まいを建てるとき、軽い気持ちで一部にスナックをつくり、二人でのんびりとやってきました。近所の人たちが気軽に寄ってくれる店でしたが、夫が逝き、つい最近から再開しています」と話すと拍手が起きました。
厚木民商婦人部でシンガーの梅津美香さんは、「水質管理業の両親に、若い頃は反抗もしたけど、私を心配して探しに来る父親。友達に、あんな心配してくれる親はいないぞ!と助言された。父親の晩年、一緒に仕事に付き合って、こんなに大変なことを頑張っていたんだなと知った」と語り、夫の梅津欣也さんのギターの伴奏で歌を披露しました。会場はみんな手拍子を合わせ、大きな声で一緒に歌って心をひとつにしました。 -
みんなでいのちと健康を守る運動―元気に商売― 厚木民商集団健診
厚木民商の秋の健康診断受診者は、10月9日現在135人となっています。
9月15日の集団健診当日、医療生協と民商の役員17人が朝7時に集まり、準備開始です。ノボリを立て、色とりどりの風船を飾ると「まるでお祭りのようだね」と声が上がりました。
スタートの8時台の参加者が早々に受付に来ます。朝の簡単なセレモニーでは小川紀佳共済理事長が、「元気に商売を続けるために、今日の健康診断を準備しました」とあいさつ。
診療所の旭先生が「健診を受けて終わりにしないで、結果説明会にぜひご参加ください」と呼びかけ、新任の鈴木事務長は「困ったことがあれば、気軽に声をかけてください」とあいさつしました。
受付で採便キットを提出。身長・体重・血圧の測定から始まり、問診・検尿・採血・診察・心電図・X線検査・視力・聴力検査まで、各自がカルテを持って一巡します。
100人ほどの参加者を時間指定でグループ分けをしているので、「待ち時間が短く、流れがスムーズで助かる」と好評です。ロビーでは、「仕事、どう?」「暑いけど元気だった?」などと会話も弾み、交流の時間にもなりました。 -
7つのマチガイさがし
応募はがきに絵を貼り、間違いの部分に〇をして送ってください。
〆切は10月31日です。正解者の中から5人に図書券をお届けします。
宛先は〒221−0823横浜市神奈川区二ッ谷町1-11 神商連しんぶん宛
FAX045-312-5244
▼9月号は21人から回答があり全員正解でした。正解者の中から5人の方に図書券を贈ります。
渡邉久美子さん(高津区)
佐藤晃成さん(茅ヶ崎市)
竹下亜紀さん(神奈川区)
前畑富子さん(旭区)
松崎咲子さん(厚木市)
▼答え
@右端の駅舎の窓に人の姿
A左上の雲の形
B駅のホームで写真を撮っている人の帽子
C荷物を背負うクマの目
Dアライグマが背負う荷物の形
E駅のホームに立って本を読んでいる人の髪の長
F手前右にある柱の束石の形
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ふいごとそろばん 湘南民商 東 剛史郎さん
とある機関紙の早朝配達を今年の6月から週一回担当することになった。居住地域での配達体制が、担当者のケガで欠員が出てしまい、私に白羽の矢が立ったということだ
▼「商工新聞」を役員さんとともに配達・ポスト落としなどやっているので配達作業は慣れているが、一番の違いと言えば「早朝」の時間に行う事だろう。「早朝」といえば朝かな、と思うが午前3時半から4時前には「ポスト」に日刊紙が届く。つまり「深夜」でもある
▼7月半ばは4時を回ると東の空が白みだすが、今は5時を回っても夜が明けない。20部足らずを軽自動車で配達するので40〜50分くらいで終わる。通常出勤のための起床時間まで2時間くらいあるので、少しまどろみながら過ごす
▼緊張しているのか、寝坊や遅刻はなく、日中の事務局業務も眠気もなく取り組めている。しかし疲れのピークは必ずやってくる。夕方5時過ぎあたりだ。民商・県連・全商連の学習会・会議はそうした時間帯に集中する。とても眠くて「しんどい」のだ
▼会員・役員さんの中にも「早朝配達」を地域で奮闘しているのを聞く。民商運動をともにする仲間意識や団結とは一味ちがう「親近感」が湧く感覚にもなる。