【神商連しんぶん2024年11月号】
  • マイナ保険証一元化NO!3自治体の国保課と懇談―厚木民商

    厚木市 実情訴え改善求める

     

    10月16日、神奈川県社会保障推進協議会(以下、社保協)が主催する3自治体との国保懇談が行われ、厚木民商から下谷清人会長ほか5人が参加しました。

    厚木市は、市民福祉部国保年金課課長はじめ7人の担当者が対応しました。双方の自己紹介のあと、要請項目について担当者から口頭による回答があり、意見交換しました。

    国保料の問題では、民商婦人部の中山光子部長が、「昨年は350万円の事業所得で、家族5人の保険料は今年度51万円。前年度は給付金の関係か、保険料が100万円近くになった。税込月29万円でどうやって国保料を払っていけるのか。これでは生活が成り立たない」と訴えました。これに対し担当者は、「本市は他の自治体と比べると、高い方ではない。努力はしている」と、他市の数字を示し、誠意ある受け答えはしませんでした。努力している事を否定するものではないが、5年目のコロナ禍、物価高騰、消費税インボイス制度などによる中小業者の現状と、「高くて内容の悪い」国保を何とかしてほしい、と強く訴えました。

    マイナ保険証の登録を解除(ひも付け解除)したい場合は、10月末から解除申請を受け付けられるよう準備している。受付は国保課窓口で行う、との事でした。

     

    愛川町 小3まで均等割り減額

     

    愛川町では、国民年金課課長ほか、3人の職員が対応しました。

    社会保険加入条件の変更により、国保加入者が減少状況にある事については、愛川町ではさほど影響は出ていないが、しかし、町の財政状況は厳しい。保険税の金額については、昨年を上回らないようにし、ペナルティ覚悟で、法定外繰り入れで対応している。人工透析の患者が増えている事と、町内に住む人口の約9%に当たる外国人の半数が国保加入者だが、言葉の壁があり収納率は高くない。令和5年から小学校1〜3年生までの均等割を要綱で2分の1にしていると話しました。

     

    清川村 滞納者に寄り添って

     

    清川村では、税務住民課課長と住民保険課主幹が対応しました。

    脳梗塞などの患者が増え、医療費は伸びている状態。子どもの均等割りは、18歳まで無料にしている。

    7月末時点でのマイナ保険証ひも付け登録者は58・3%で、国の指示で「ひも付け解除」手続きの通知を先月末に加入者全員に出したとの事でした。

    愛川町、清川村とも、支払い困難で困っている人へは、換価の猶予や執行停止を含めて、親切丁寧に相談に乗るようにしていると 述べ、滞納者に寄り添った国保行政が行われていると感じました。

    懇談に参加した民商の梶原清治さんは、「口頭での回答は分かりづらく、先に文章でほしかった。愛川町、清川村では、社会保険の適用範囲拡大による国保の被保険者の減少に対し、町民・村民に寄り添った対応がなされていて良かったです」と話しました。マイナンバーカードの対応にも、町村民の立場に立った対応で、あたたかい気持ちで懇談を終えました。

  • 仕事さえ奪う消費税インボイス!消費税廃止各界連が宣伝行動

    消費税廃止神奈川県各界連絡会は10月24日、横浜の伊勢佐木町で定例の宣伝行動を行いました。5団体から12人が参加して署名行動に取り組みました。

    足を止め、宣伝の横断幕に見入っていた若い男性。声をかけると、「インボイスって大変そうですね」と話しになりました。「自分は勤め人だけど、知り合いの自営業者たちは困っています。中には、イラストを描いているフリーランスの友達なんかも、年間で見れば1カ月以上の収入と同じぐらい税金を納めなくてはならないと頭を抱えています!食べていけないどころか、仕事を続けることが難しいですよね」と言って署名してくれました。

    チラシを受け取り見入っていた高齢の男性は、「消費税は社会保障に使うってできたよね。でも社会保障は全然よくならないし、国保も医療費も上がる。介護保険料の高さにびっくりだ。学費だって日本は高すぎる。ちょうど選挙だし、オレは絶対に自民党や公明党には入れないよ。立憲だってさ、消費税は増税だしね」と、選挙の話題にもなりました。「チラシはかえってゆっくり読むよ」と署名してくれました。

    このほかにも、「消費税引き下げだけでなく、法人税の引き上げもスローガンに入れるべき」や「夫は自民党の支持者だったけど裏金問題で共産党の支持になったんです」など、選挙真っただ中ということもあり対話が広がりました。

    この日の宣伝では署名が52人分、ティッシュとチラシが300セット配布されました。

  • 秋晴れの千葉を満喫!大和民商共済会

    10月27日、大和民商共済会は秋の日帰りバス旅行を21人の参加で行いました。南林間駅に集合し、加藤貞一理事長から一日のスケジュールが伝えられたころ、駅前に大きな観光バスが到着。参加者からは「これなの?」とか「すごいバスだな」や「こんな大きなバスで贅沢だなー」との声が上がっていました。

    目指すは千葉県房総方面。バスは快調に走り出し、車内で自己紹介タイム。そして約30本近く積んだビールもあっという間に品切れ状態。車内では「え、もう無くなったの?」「海ほたるに、お酒は売ってるかな?」の声も。お酒のペースもバス同様快調な滑り出しです。すでにバスの後部座席を陣取っているグループは移動式居酒屋の様相。海ほたるに到着し、秋晴れの中、海を見ながら記念写真などを撮っていました。参加者は「海を見たの何年ぶりかしら」「船がたくさんいるなー。あ!飛行機も」などと、童心に返ったようでした。

    アクアラインから館山道をひた走り鋸南町の「道の駅保田」に到着し、お待ちかねの昼食タイム。食べきれるかな?と思うほどのお刺身や天ぷら、煮魚にさらに、このあたりの名物アナゴの1本天ぷらが用意され、みんな大満足でした。

    次にバスは「房総四季の蔵」へ。千葉県産の新鮮な海産物を買える上、日本でも4か所しかないクジラの捕鯨基地があることから、房総は「知る人ぞ知るクジラの町」とのこと。売店ではクジラのお刺身や、色々な種類の肉が売られていて、みんな珍しそうに手に取っていました。

    温泉入浴のあとは、バス車内で「全商連共済会40年のあゆみ」DVDを視聴し、共済会の魅力を認識する機会にも。順調に南林間駅に到着し、楽しい一日になりました。このバス旅行にあたり共済会は、会員名簿をもとにお誘いの電話かけや訪問してチラシを届けるなど、バス旅行を成功させたいと頑張りました。この機会に、いっそう団結も深まりました。これからも共済会として楽しいレクリエーションを企画していきたいと話し合っています。

  • 全国の隅々まで業者婦人の連帯!全婦協第35回定期総会

    10月26・27日の両日、東京都内で、全商連婦人部協議会(全婦協)第35回定期総会が開催され、神婦協から2人の全婦協役員と代議員5人が出席しました。

    今年の12月に結成50周年を迎える節目の定期総会となり、歴史に学び、業者婦人の未来を切り開くために、強く大きな組織建設を進めようと確認しました。

    全婦協の塚田豊子会長は、「全婦協は、古い家制度で家族従業者の働き分を認めない所得税法第56条廃止を求め、業者婦人の人権を認めよと50年間たたかってきた。次世代の業者婦人を大切にする法整備実現に向け、力を合わせよう」と呼びかけました。

    全体会発言では、神奈川県婦協の日野眞智子副会長が、この間取り組んできた神婦協の「商売語ってみんなマルシェ」について報告しました。コロナ禍を耐えてきた数年間、気持ちを切り替えて元気を出そう!と始めたマルシェで笑顔を取り戻している仲間の活動を生き生きと報告。業者婦人の商売は人生そのもので、マルシェで大事にしている「商売を語るコーナー」は互いの生き方を共有するかけがえのない時間になっていると報告すると、会場から大きな拍手をもらいました。

    代議員として初参加した多摩麻生民商婦人部長の城所文子さんは、「北海道から沖縄まで、各地からこんなに大勢の人が集まって話し合って、すごいなーと驚き感動しました。分散会でもいろんな話が出て参考になりました。それぞれの地域の言葉も行き交って楽しかったです」と感想を。

    戸塚、多摩麻生、茅ヶ崎、平塚、厚木の民商婦人部が拡大運動で表彰されました。

  • 7つのマチガイさがし

    応募はがきに絵を貼り、間違いの部分に〇をして送ってください。
    〆切は11月27日です。正解者の中から5人に図書券をお届けします。
    宛先は〒221−0823横浜市神奈川区二ッ谷町1-11 神商連しんぶん宛
    FAX045-312-5244

    ▼10月号は19人から回答があり全員正解でした。正解者の中から5人の方に図書券を贈ります。

    萬澤武夫さん(相模原市)
    川口澄子さん(高津区)
    橘隆雄さん(戸塚区)
    田口正幸さん(川崎区)
    松本光子さん(相模原市)

    ▼答え
    @右から2人目の子どもの帽子
    A左から3人目の人のシャツの種類
    B右から二つ目のつり革の形
    C左から2人目の人のかばん
    D左端の人の靴下の長さ
    E右から4人目の子どもの口の大きさ
    F左から3人目と4人目の間の椅子の背もたれの高さ

  • ふいごとそろばん 茅ヶ崎民商 津久井 岳志さん

    会社を辞め自営業者となって15年。茅ヶ崎民主商工会に入って15年。私の自営業は民商なしでは語れないほどお世話になっている。
    地元で商売をするなら民商に入ったほうがよいと母から紹介され、組織について何も知らない状態で入会

    ▼その頃の茅ケ崎民商は会員数も多く、支部会も開かれており多くの方と知り合うことができた。その中で申告書の書き方や分類の仕方など各種学習会、青年部のイベントや青年部会に参加して県内の知り合いもできた

    ▼地域に根差した活動を行い気軽に相談できる仲間、同じ悩みを持っている仲間がいることを知り、一人ではないと思えるようになり気分が楽になった

    ▼数年たって支部役員になり、支部長になり、気がついたら会長になっていた。民商の学習会でインボイス制度の理解を深めていくうちに法人化を検討するようになった

    ▼もうすぐ法人5期目に入り、経営者として日々成長していると感じている。気になる新しい制度の学習会をどんどん行い、知識を増やし、会に入っているメリットを多くの会員に得てほしいと思っている

    ▼事業を維持し発展していける会を目指して、頑張っていこうと思う。

7つのまちがいさがし

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