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商売人生「塗装の仕事は天職!」地域密着が大きな喜び
秦野民商 澁谷塗装 澁谷 浩一さん
秦野市戸川537 電話:0463-75-0821丹沢大山の山々が間近に連なり、果樹園や畑が広がる秦野市戸川の地域が塗装業を営む澁谷浩一さんのホームグラウンド。生まれ育った地元で、お客さんに喜ばれる仕事に励む日々です。
「この仕事は自分にとって天職です!」と言い切る澁谷さん。両親や親戚のほとんどが公的機関に勤めるなどの環境の中、職人の道を選びました。学生の頃、友人の実家が塗装業でアルバイトをさせてもらったことがきっかけでした。丁寧に仕事をすればお客さんから「きれいにしてもらってありがとう!」と喜びの声が返ってきます。「それがとっても嬉しいんです。仕事をしてこんなに喜んでもらえる。自分は、体を動かすことは得意だし、これしかない!」と決意しました。
10年以上の修行を積み、実家で会社を立ち上げました。先祖代々からの土地や家を守ってきたお父さんが12年前に亡くなり、その継承を決意しての独立でした。同時に、秦野民商に入会し、個人事業主登録などのアドバイスをしてもらいました。今は、奥さんが経理を担当し、「処理の仕方やインボイスなどを民商で教えてもらい、難しい!と言いながら頑張ってくれています。二人の娘も美容業と動物看護士の道を進んでいます」と、家族の事にもふれ、目を細めます。
『秦野市を中心とした塗装工事なら澁谷塗装へ!』とホームページも充実し、PRに努力し、人のつながりで、ほとんどが地元のお客さんです。外壁などはおよそ10年サイクルがメンテナンスの目安で、独立当初に手掛けたお客さんたちと再会する機会も増え、循環型の仕事になっています。
これまでに7,8人ほどの若手が巣立っていきました。現在、一緒に現場に立つ4人の従業員は、澁谷さんの働きかけで全員が一級塗装技能士の資格を取得し、技術の向上に励んでいます。「自分自身が本当に出会えてよかった!と思えるこの仕事で若い仲間が増えるのは楽しみです」と、後輩の育成にも力を注ぎます。
地元密着で暮らしと営業を守る澁谷さんは、自治会の仕事も引き受け活躍しています。余暇は、自宅を囲む畑に出て、スイカや野菜などを育てるのが楽しみ。秦野の地域と塗装業をこよなく愛する澁谷さんです。